東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻(以下、メディア映像専攻)の成果発表会<MEDIA PRACTICE 20-21>が、1月15日(金)〜17(日)に開催されることに。
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻の成果発表会が開催決定!
<MEDIA PRACTICE 20-21>は、メディア映像専攻の修士一年生(15期生)が個人で取り組んできた研究/制作の後期以降の成果を、修士二年生(14期生)が修士課程の集大成としての修了制作を発表する展覧会だ。東京藝術大学の元町・中華街校舎を会場として、映像作品や3DCGアニメーション、インスタレーション、ゲーム、パフォーマンスなど、様々な形態の作品が展示される。
なお出展者には、大里 淳、大滝彩加、岡 千穂、古閑慶治、小林舞衣、椎名悠香、宍倉志信、志村茉那美、瀬古瑞歩、平井亨季、福原 翼、吉田真也、内海 拓、笠島久美子、ジョイス・ラム、孫 奎星、龍村景一、田中 彩、西村梨緒葉、林 裕人、松井靖果、山岸耕輔らがラインナップしている。入場予約はPeatixにて無料受付中なので是非お早めに!
<MEDIA PRACTICE 20-21>について
メディア映像専攻では、<MEDIA PRACTICE 20-21>と題して、私たちの学舎である元町・中華街校舎を会場に修士課程修了制作展ならびに修士一年次成果発表会を開催いたします。修士一年生は個人で取り組んできた研究や制作の後期以降の成果を、修士二年生は修士課程の集大成としての修了制作を発表する展覧会です。<MEDIA PRACTICE>の「Practice」という語には現実の他者に働きかける「実践」と、現実のシミュレーションとして遊戯的に行われる「練習」という二つの意味を含んでいます。私たちがメディア映像専攻において「練習」し「実践」してきたことは、この「Practice」の二重性に貫かれていました。本展では、映像作品や3DCGアニメーション、インスタレーション、ゲーム、パフォーマンスなど、様々な形態の作品が展示されています。その出発点には目の前のメディウムと向き合うなかで生まれる気づきがありました。そうした気づきは、講評やゼミ、展示を通じて、物質や音、映像、空間の奥行き、時には社会そのものへの影響という形となって私たちに確かな手応えを返してきます。
パーソナルな遊びの豊かさを現実に拡張することで生まれる作品たちは、時に「アート」の枠組みからは離れて見えるかもしれません。しかし、それ故にこうした「Practice」は、既存の制度やメディア環境に捉われない新たな問いを投げかけてくれます。本展はそうした投げかけに私たちが応答する、最初の機会となります。
展示や作品というものの形、さらには展示に足を運ぶ一人ひとりの生活の仕方さえも問い直される今、私たちは「Practice」に立ち返ることで、自らの立つ位置を見つめ直し、作家としての態度を表明します。作家一人ひとりの声が響き合うこの会場で、私たちがメディアをめぐる「練習」と「実践」に向き合って、そこから生まれる問いを来場者の皆様に木霊させることができるのならば、それに勝る喜びはありません。
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻
14期生・15期生 一同
開催に寄せて
実践(Practice)は魅力的でなければならない。今日の芸術実践は世界の魅力を人々と共有する力が温存されているという意味で、人間に「つつしみ」と「いましめ」を更新していく旅にほかならない。自らの表現を他者と共有しようとする意志は、理想、欲望、誘惑、魔術、謎とともにあって、何りも歓びである。
数千年の歴史に名を刻むようなパンデミックの状況下で、解体と分断と混乱そして戸惑いが同時に進行している。その状況下では従来の関係が容赦なく剥奪され、表現や実践でさえ、モダンの歴史性や連続性から逸脱したところで、進行している。
そのポストモダンの闇の中を、ぼくたちは「見える」「聞こえる」「触れられる」にこだわって旅を続けている。そのトラベローグは届いているだろうか。
東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻
教授 桂 英史
INFORMATION
MEDIA PRACTICE 20-21
会期:2021年1月15日(金)〜17(日)
時間:10:00〜18:00
会場:東京藝術大学 横浜校地 元町中華街校舎
入場:無料(事前予約制)
主催:東京藝術大学大学院映像研究科, 横浜市文化観光局
協力:ソフトバンク株式会社 CSR本部
*新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご来場の皆様には、来場にあたり日時指定の事前予約をお願いさせていただきます。感染対策を強化した上での開催のため、あらかじめWEBサイト等に記載されている「ご来場のお客様へのお願い」をお読みになりお越しください。
*予約サイトからのみ予約可能です。電話や直接訪問ではお受けできません。
*ご来場当日は、Peatixでの予約画面、もしくは画面を印刷したものを、入口の係員にご提示ください。提示がない場合はご来場できません。
出展者:
[修士課程修了制作展(14期生)]
大里 淳/大滝彩加/岡 千穂/古閑慶治/小林舞衣/椎名悠香/宍倉志信/志村茉那美/瀬古瑞歩/平井亨季/福原 翼/吉田真也
[修士一年次成果発表会(15期生]
内海 拓/笠島久美子/ジョイス・ラム/孫 奎星/龍村景一/田中 彩/西村梨緒葉/林 裕人/松井靖果/山岸耕輔
・来場方法のご案内
新型コロナウイルス感染症拡大への対策を徹底するために、来場のお客様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
ご来場のお客様へのお願い:
・発熱、咳などの風邪の症状がみられる方、体調に不安がある方、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者、新型コロナウイルス感染症の流行国からの渡航後に保健所や検閲所から健康観察を指示されている方のご来場はできません。
・来場時に検温を実施しており、37.5度以上の発熱が確認された場合、ご来場をご遠慮いただきます。
・保健所などの公的機関による聞き取り調査にご協力いただく場合があるため、必要に応じて、事前予約時の連絡先のご提供をお願いいたします。
・会場内ではマスクの着用が必要です。
・手洗いおよびアルコール消毒にご協力ください。
・他のお客様と十分な間隔を保ってご観覧いただきますようお願いいたします。
・飛沫予防のため、会場内では会話を極力お控えください。
・展示作品、機械、備品にお手を触れないようお願いいたします。一部、触って鑑賞していただく作品がございます。お手に取る前と後に手指消毒にご協力ください。
開催にあたっての感染対策の取り組み:
・日時指定予約制の導入
・来場者全員の検温
・混雑時の入場者の制限
・会場内の清掃、換気、消毒の実施
・会場内フロアごとにアルコール消毒液の設置
・スタッフ全員の検温および健康状態の確認
・スタッフのマスクおよび手袋の着用
・東京藝術大学および横浜市の指針などに基づき、十分な感染症対策を講じています。