来場者が12万人を超え、大盛況のまま幕を閉じた<FUJI ROCK FESTIVAL’25(以下、フジロック)>。同フェスの新人アーティストの登竜門ステージとして知られるROOKIE A GO-GOで、圧倒的なパフォーマンスを披露した梅井美咲が、初のソロ名義アルバム『Asleep Above Creatures』をリリースした。

“生き物の上で眠る”を意味する“Asleep Above Creatures”は、創作の中で梅井美咲が感じた“孤”と“他者”の関係性から導き出したタイトル。本作には、楽器編成も質感も異なる全11曲が並び、ジャンルの垣根を越えて自由に展開される。全楽曲の作詞・作曲は梅井自身が手掛け、2024年から2025年初頭にかけて新たに書き下ろされた。

ブラジルのSSW/マルチ奏者 アントニオ・ロウレイロが参加した“Go around in circles”では、緻密なアンサンブルとしなやかなメロディが交差する共演が実現。また、自身の歌唱とエレクトロニックなビートが交錯する“Daydream?”、カルテット編成による構築的な展開が印象的な“ヴェイル”、そしてストリングスとアンビエントのレイヤーが重なり合う“刺繍”では、梅井が幼少期に感じていた風景や感覚が詩として織り込まれ、記憶の重なりを静かに音で描き出している。

アートワークは、これまでも梅井氏の作品に関わってきた久保田寛子が担当。現実と夢、記憶と想像の狭間を柔らかに漂うようはビジュアルに仕上がった。

さらに、10月23日(水)にはBLUE NOTE PLACEでのライブも開催決定。本ライブは、アルバムリリースライブとしての位置付けではなく、梅井氏が現在進行形で掘り下げている表現をステージへと転写する、作品発表やリリースという目的に縛られないライブになる予定とのこと。梅井氏の“常に変化するライブ”が、10月時点でどのようなパフォーマンスとなるのか、ぜひ生で体感してみてほしい。ライブの詳細は、公式からのアナウンスを待とう。

RELEASE INFORMATION

新鋭アーティスト 梅井美咲が初のソロ名義アルバム『Asleep Above Creatures』をリリース e437d5dab52701ba40bcb7e60e61ca48

Asleep Above Creatures

発売日:7月30日(水)
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