ブラック・ミディのキャメロン・ピクトンを中心としたプロジェクト、マイ・ニュー・バンド・ビリーヴ(My New Band Believe)が、〈Rough Trade Records〉と契約し、デビュー・シングル「Lecture 25」をJack Shepが監督したミュージックビデオと共にリリースした。
同曲は、当初デモをそのままリリースするつもりですぐに書き上げたものの、土壇場でバンドの構想、曲のアレンジ、そしてレコーディング、ミックス、マスタリング、ビデオ制作が行われ、そのすべてが8日間で完了したという。作曲はキャメロン・ピクトン、プロデュースとミックスは、ジョーディー・グリープのソロ・デビュー・アルバムのプロデューサーも務めたセス・エヴァンスとマーゴ・ブルーム。エンジニアはRAK Studiosのアデル・フィリップス。マーゴ・ブルームはパーカッションでも参加している。
My New Band Believe – Lecture 25 (Official Video)
最近、メインで取り組んでいた仕事から2、3日離れて、いろいろな作曲の練習をしていた。クリスマス前から、まともな曲を書いていなかったから、ボールを再び転がし始めるにはいい方法だと思ったんだ。かなり多くの曲の中から、最終的に何かを感じた3つの曲に落ち着いた。最初は、ラップトップ・マイクとZoom H6で録音した、ミックスもマスタリングもされていない、最初に完成させたときの“バウンス”そのままの、欠点も何もないものを出そうと思ったんだ。その後、セスに送ったところ、彼がミックスしてくれることになったんだけど、「ちゃんとレコーディングすればいいじゃないか」と思ったんだ。2月11日にRAK Stuidiosでレコーディングし、翌日にミキシングを行い、ジャックにこの曲のビデオ制作を依頼した。彼は、バレンタインデーのリリースに間に合うように同時進行で撮影してくれた。「Lecture 25」のアイデアは、誰かの言葉を自分の音楽に乗せるというもので、デニス・クーパーの『Lecture 1970』を使い、それを曲の歌詞の半分くらいに活かしたんだ。
キャメロン・ピクトン