モントルー・ジャズ・フェス、12公演で自分にピッタリの公演はどれ？

D. DAVID SANBORN

6度のグラミー賞に輝くアルト・サックスの最高峰

3行でまとめると・・・
・エモーショナルな音色とフレーズに大興奮！
・最新作のナンバーを日本初披露、ディアンジェロの曲も！
・ドラムのクリス・コールマンもヤバいぞ！

デヴィッド・サンボーン

デヴィッド・サンボーンといえば、1975年のデビュー以来、ジャズ／フュージョン界のトップに君臨し続ける超一流プレイヤー。エモーショナルでファンキーな“泣きのサックス”は、デヴィッド・ボウイやローリング・ストーンズなどロックの世界でも重宝されています。今回は代表曲“Run For Cover”でもタッグを組んだ、盟友マーカス・ミラーを15年ぶりにプロデューサーに迎えた新作『タイム・アンド・ザ・リヴァー』を引っ提げての来日。新曲のほかにディアンジェロ“Spanish Joint”などのカヴァーも収録していただけに、広い層にアピールするステージとなりそうです。ジャズといえばドラマーが注目される昨今、クリス・コールマンの超絶プレイにも注目しましょう。

E. JOHN McLAUGHLIN

ギター・プレイを新たな次元に導く速弾きの伝道師

3行でまとめると・・・
・超絶プレイが連発されるエレクトリック・ジャズの極致！
・凄腕プレイヤーたちと繰り広げられるインタープレイ！
・BLUE NOTE TOKYOの雰囲気もステキですよ！

ジョン・マクラフリン

古くはマイルス・デイヴィスの名作群に参加し、その後はマハヴィシュヌ・オーケストラでフュージョン隆盛の礎を築いたジャズ・ロック界のスーパー・ギタリストがジョン・マクラフリン。インド音楽やクラシックにも精通するカリスマが、現行バンドのザ・フォース・ディメンションを率いて再来日します。“速弾きの伝道師”という異名で知られる、音を敷き詰めて唸りを上げる高速プレイは言葉を失うカッコよさ。エティエンヌ・ムバペなどのバンド・メンバーも文句なしの凄腕揃いであり、四次元アンサンブルに圧倒されることでしょう。特に若い読者は、会場のBLUE NOTE TOKYOに敷居の高いイメージがあるかもしれませんが、フード・メニューや音響設備も最高なので、ちょっぴり背伸び気分でこの機会に足を運んでみては。

F. MALA & COKI-Digital Mystikz

古豪パーティーとのコラボによるベース・ミュージック・ナイト

3行でまとめると・・・
・デジタル・ミスティックズ＆GOTH-TRADによる重低音！
・日本でも愛されるコラ奏者のママドゥ・ドゥンビアも出演！
・DJ陣による、ジャングル／ドラムンベースの歴史を繋ぐプレイ！

デジタル・ミスティックズ

GOTH-TRAD

ママドゥ・ドゥンビア

＜DBS＞＝Drum＆Bass Sessionsといえば、ジャングルやドラムンベースなどUKクラブ・シーンのリアルな現状を伝えるべく1996年に日本でスタートしたパーティーで、その遺伝子を継ぐベース・ミュージックを紹介しながら今日まで継続しています。＜モントルー・ジャズ・フェス＞とタッグを組んだ今回は、マーラ&コーキの2人組によるダブステップのパイオニア、デジタル・ミスティックズが再来日。盟友のGOTH-TRADとともに、尋常ではない重低音でフロアも脳みそも気持ちよく揺さぶってくれそう。さらに、アフリカの民族楽器コラの第一人者であるママドゥ・ドゥンビアも出演し、DJ陣はジャングル／ドラムンベースの初期から現在までを繋いでみせるとのこと。インパクトとサプライズに満ちた一夜になるのではないかと。