ンドマンなら一度は<フジロック・フェスティバル>など大型フェスティバルでの出演を夢見たことはあるでしょう。Qeticのキャラクター、アイツもその1人。掃除するモップをギターに見立て、一人大きなステージでプレイする様子を脳内変換――「いつか僕のバンド“ザ・アイツズ”も大歓声を浴びたい」――。

アルバムってどう作るの? 実際にレコーディングしているアーティストの音源を聞いてみた c00ff0d52e1db4847abe85a0ce3b7ecd-e1365780827345 <ナリタイ スター ニ! スーパー クール ニ!

でも、アイツは曲を作ったことがありません。肝心な楽曲が無いと、アイツのバンド「ザ・アイツズ」はいつまで経っても出演なんて夢のまた夢、夢見ている間にお爺さんになって死んでしまいます。

そこで思い立ったアイツは制作の過程を学んでいくことにしました。が、文字だけではイマイチよくわからんということで、制作過程をよりわかりやすくするため、ダンス・ロック・バンドMop of Headが新作からの1曲“C”をQeticに特別提供してくれましたー! アーンド併せて制作秘話も教えてくれたのでそちらもチェック★

さて、今回はステップ③DAW、ステップ④ベーシック。夢見るバンドマン達よ、曲作りの過程を追ってアイツと一緒に大きな舞台を目指そうゾ!


ステップ③ DAW

DAWとは“Digital Audlo Workstation”の略称で、PC上でのレコーディングシステムのこと。プリプロダクションでのバンドセッションで曲構成を決めた後、実際のレコーディング用に、PC上で楽曲構成をより詰める作業をします。実際の楽曲のテンポ決めや小節、展開構成をプリプロの音源を元に再構築し直したもので、よりスマートに聴かせることにより、曲を分かり易く解説する為のツールとなります。

“C” DAW

もっとわかりやすくシリタイ!!! そんなあなたはアイツ流例えをチェック!
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「DAW ハ 料理 ダト レシピ 清書 & 決定」
=持ち寄ってきた具材で何が作れるのか、脳内だけでなく、実際に紙に書くこと。そうすると、揃っている具材やその量から一体どんな料理を作ることができるのか、より把握できる。そしてレシピを確定するのである!

ステップ④ ベーシック

最終的なテンポ(BPM)を決めて、楽曲の骨子となるサウンドを録る作業のこと。ドラム→ベース→ギター→キーボード等の順にパート毎に録音していくパターンと、バンドの場合には全員で「せーの!」で一緒に録音しちゃうパターン(いわゆる一発録り)があります。
ベーシックを録音した後に、テンポを変えることは基本的に出来ないので、この録音で良いテイクが録れるか否かが、その先の作業や仕上がりにに大きく影響しちゃうのです!

“C” ベーシック

もっとわかりやすくシリタイ!!! そんなあなたはアイツ流例えをチェック!
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「ベーシック ハ 料理 ダト 全部 イレル」
=カレーを作ることにしたら、野菜や肉を切り、炒め、水とカレールーなど具材を全部鍋に入れること。

制作のウ・ラ・ガ・ワ

制作過程には何かしらのエピソードがあるハズ・・・ということで聞いてみました!

ウラガワ①
今回制作過程を追っている“C”についてMop Of Headメンバーから証言を入手!

アルバムってどう作るの? 実際にレコーディングしているアーティストの音源を聞いてみた c00ff0d52e1db4847abe85a0ce3b7ecd-e1365780827345 Q. “C”を再編集して今回収録しようと思っのはどうして?

A. よく考えたらMop of Headは今年で結成7年目で、けっこうやっているな…と。でも、結成当初からやってることが全く変わってないな…と思い、どうせやってることが変わっていないなら、昔の曲を入れよう。今なら、当時よりかっこよくできるんではないか? と思い、試行錯誤して今回収録することにしました。[George(Machine)]

A. 今回収録しようと思った意図の一つでもあると思いますが、物販に立ってると、前々からファンの方からいく度となく「“C”ってアルバムに入れないんですか?」「“C”が聴きたい!」という声を沢山頂いてました。[Hitomi Kuramochi(Bass)]

ウラガワ②
オリジナルの楽曲がリリースされていない状態で、“C”のリミックスを手掛けたDJ2人が当時を語る!

アルバムってどう作るの? 実際にレコーディングしているアーティストの音源を聞いてみた c00ff0d52e1db4847abe85a0ce3b7ecd-e1365780827345 Q. 当時はフィジェット・ハウスが全盛期だったけど、“C”リミックスする時には2人の中でフィジェットは共通言語みたいなものだったの?

A. 2人ともフィジェット・ハウスはいっつもクラブでかけてましたね! “C Remix”の話をもらった時とにかく「バカ」な曲にしたくて。で、フィジェット+バカをキーワードに構築していったんです。それはビースティ・ボーイズだったり、Yo Yo Get Funkyだったり、クルッカーズだったり。で、出来上がったリミックスはやっぱり…バカでした…(笑)。[DJ RAYMOND(The SAMOS/mold/THE SIKANDA)]

A. 今でこそお互い違う音ですが、フィジェット・ハウスは確かに当時の2人の共通言語でしたね。特にハーブ、クルッカーズのコミカルで疾走感のある感じが。レイモンドがそれを見事に形にしてくれました(笑)。[Takeru John Otoguro(TCY RADIO)]

Who Is Mop of Head?

新人でありながら、<FUJI ROCK FESTIVAL’11>前夜祭や、<COUNTDOWN JAPAN11/12>といった大型フェスに出演し、観客を興奮の渦に巻き込んだダンス・ロック・バンド。「人間が限界の状況で奏でるループが生み出す歪み、そこから生まれる快感」を追求すべく、同期系機材やループを一切使用しない・・・そんな徹底したスタイルを貫き通すことで生み出されるダンサンブルで聴き込むほど味の出る完成度の高い楽曲が注目を集めている。2ndアルバム『Breaking Out Basis』は5月8日(水)にリリース予定。

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