学生時代からインターネットで活動を行い、ジャンル問わずのアーティストのリミックスを担当、その類稀なるセンスと様々なジャンルへの嗅覚を武器に2010年代の日本を代表するトラックメイカーとして活躍するtofubeats。2013年大学卒業と共WARNER MUSIC JAPAN内のレーベル〈unBORDE〉にてメジャーデビューを果たし、1stEP『Don’t Stop The Music feat.森高千里』、2ndEP『ディスコの神様 feat.藤井隆』の豪華アーティストとコラボレーションで話題を誘い、最近では、イギリスBBC Radio番組 Diplo&FriendsにゲストDJMIXを提供する等、国内外問わず活躍しており、先日メジャーデビュー後初のアルバム『First Album』を10月2日(豆腐の日)にリリースすることを発表した。
そんなtofubeatsが、メジャーデビュー曲“Don’t stop the music”にてゲスト・ボーカルに招いた森高千里と共に、<SUMMER SONIC 2014>にて森高千里 with tofubeatsとして出演。全曲、このスペシャル・ライブの為にtofubeatsによってリミックスされた超スペシャル・セットを披露! この日、東京会場では1曲目“手をたたこう”のインストが会場に鳴り響き、SFテレビドラマ・シリーズ「スタートレック」をオマージュした衣装の森高千里が颯爽と登場。続く“ララサンシャイン”、“気分爽快”では、tofubeatsによってREIMIXされたダンス・フロア向けの仕様と、ゲストVJで参加したTANGRAMのリアルタイムでシンクする映像も相まって、早くも会場はピークに。
MCでは「改めまして、こんばんは! 森高千里 with tofubeatsです! 昨日は大阪会場で、出番直前まで雨だったんですけど無事止んで。自称晴れ女の私と、自称雨男のトーフ君とどっちが勝つかなあと、話してたんですけど私が勝ちました! 今日は凄くお客さんが後ろまでいっぱいですけど、みなさん大丈夫ですか?」と笑いを誘いながらも、超満員ですし詰めとなっていたフロアの観客を気遣う森高千里。「今日は私の曲をトーフ君にREMIXしてもらって、今まで私のライブを見たことがある方にも新鮮に聞こえると思います! 次も新しい歌に生まれ変わりました!」と、続く4曲目“勉強のうた”を披露。tofubeatsが以前、盟友オカダダと共にダンシンスル―ザナイト名義でプロデュースした新井ひとみ(東京女子流)“マジ勉NOW”をマッシュ・アップしたtofubeatsならではのアレンジで2人でデュエット。続く5曲目はtofubeatsの「今日は森高さんに僕の曲も歌って頂きます!」とMCから、tofubeatsの2nd EP『ディスコの神様feat.藤井隆』を森高千里が歌うというスペシャル・コラボレーションならではのレア・セットを披露し、そのまま、森高千里の代表曲となる“私がオバさんになっても”と立て続けに披露し、会場はこの日一番の盛り上がりを見せる。
MCでは「3曲続けてやりましたが、みなさん、ものすごい熱気で。トーフ君どうですか?」と振られると「会場の熱気と森高さんの後光ですごいことになってます!」と返すと、「トーフ君、こう見えても23歳です!」と森高千里が笑いを誘うと、「こう見えないで下さい!」と言うtofubeatsに「ちょっとこう見えちゃった!」と、2人の軽妙なやりとりが続く。「今日、私のライブを初めて見る人は?」と会場に投げかけると多くの手が上がり、「一昨年デビュー25周年を迎えて、私の大好きなライブを再開しました。また秋に行う私のコンサートや、トーフ君のライブにも来てくださいね!」と投げかけると会場は一際大きい歓声が上がる。そして「今回のセットで1番過激にアレンジした、私の中でも結構とんがった曲聞いてください」との紹介から、7曲目“ストレス”をパフォーマンス。原曲から大胆にリアレンジした内容に。ドラムン・ベースでスタートし中盤はtofubeats流EDMとも言える展開に加え、TANGRAMの近未来的なVJ映像とリンクし会場は完全にダンス・フロアに。さらには合間にねごと「シャープ♯」もマッシュ・アップしながら、最後はラップのサンプリングもコラージュも行い、全く新しい曲に変貌を遂げていた。続く、tofubeatsの「次の曲はもう一度、森高さんに僕の曲を歌って頂きたいと思います!」とのMCから、代表曲“水星”を披露。tofubeatsのラップと森高千里が歌う、これまた今回しか見ることが出来ないレア・セットを2人でパフォーマンスしながら、“朝が来るまで終わることの無いダンスを”へ繋ぐ。ステージ上ではtofubeatsのビートで踊る森高千里と満員の客席が一つになり、フェスならではの温かい祝祭空間に包まれたダンス・フロアと化す。
そしてそのまま、メジャー・デビュー曲“Don’t stop the music feat.森高千里”をマッシュ・アップしながら、再度、森高千里が歌唱する形で森高千里 with tofubeatsとしてのラスト曲“Don’t stop the music”をパフォーマンス。会場からはハンド・クラップも巻き起こり、「今日はこんなにも一杯の人が集まってくれて、本当にどうもありがとうございました!」と森高千里のMCで大団円を迎えた。トータル40分、全10曲、全て新アレンジでほぼ切れ目のないDJスタイルという、これまでにない斬新なコラボレーションとなった森高千里 with tofubeats。両者共に初出演となる<サマソニ>は大盛況の内に終了した。
尚、そんなパフォーマンスを披露した森高千里ですが9月17日(水)『古今東西~鬼が出るか蛇がでるかツアー‘91~完全版』のBlu-ray&CDの豪華BOXセットをリリースする。練りに練られたライブの曲順や、寸劇を挟んだライブ構成で、前代未聞のザ・森高千里の集大成的ステージと誉れ高い同公演。今回の<サマソニ>で披露された“勉強の歌”、“ストレス”の収録。新旧の問わず森高ファン、必須の商品となっている。
SUMMER SONIC 2014 森高千里 with tofubeats セットリスト
1.手をたたこう
2.ララサンシャイン
3.気分爽快
4.勉強の唄
5.ディスコの神様
6.私がオバさんになっても
7.ストレス
8.水星
9.朝が来るまで終わる事の無いダンスを
10.Don’t Stop The Music