リットーミュージックは、〈面白レーベル立東舎〉より、村上春樹作品に登場する楽曲を分析したディスクガイド風解説本、『村上春樹の100曲』を6月15日に発売した。
村上春樹作品、ジャンルごとに20曲、合計100曲を解説!
現代の日本人作家でいま一番読まれている作家といえば、村上春樹が一番に思い浮かぶ。
作品中には、膨大な量の曲名・ミュージシャン名がタイトルであったり、登場人物が聴いていたりと、様々な場面で重要な意味を持って現れる。本書では、そんな村上春樹作品に登場する音楽から、ジャンルごとに20曲、合計100曲を選んで解説されている。
曲紹介からはじまる、新しい小説の読み方を提案
曲紹介を読んでいるうちに、小説の紹介になって、どうしてその曲が使われているのかもわかるようになるという、曲紹介からはじまる、新しい小説の読み方を提案している。
これ1冊で、村上春樹の小説も、登場する音楽も分かるようになっている。巻末には具体的に紹介した100曲以外に登場する楽曲をリストにした<村上春樹の小説全音楽リスト>もついている。
読書ガイドとディスクガイドが融合した1冊をぜひ、お手にとって読んでみてはいかがだろうか。
PRODUCT INFORMATION
『村上春樹の100曲』
2018.06.15(金)
¥1,800(+tax)
【まえがき】
80年代以降の音楽〜「60年代的価値観」の消滅
ロック〜手の届かない場所へ
ポップス〜失われた未来を哀悼する
クラシック〜異界への前触れ
ジャズ〜音が響くと何かが起こる
あとがき座談会『1Q84』以降の村上春樹と音楽
村上春樹の小説全音楽リスト