カナダ・モントリオール発祥のオーディオビジュアルアートと電子音楽の芸術フェスティバル<MUTEK.JP>がいよいよ来週12月11日(水)〜15日(日)まで渋谷各所で開催される。この度、最終フルラインナップとタイムテーブルが発表された。
<MUTEK.JP>に総勢50組の国内外アーティストが集結!
今年の<MUTEK.JP>には国内外から総勢50組のアーティストが集結! 真鍋大度が京都大学/ATR(国際電気通信基礎技術研究所)の神谷之康研究室と共同制作したアートプロジェクト“dissonant imaginary”は、音を聴くことで変化する視覚野、連合野の脳活動データを用いて画像を再構成する様子を可視化したオーディオビジュアル・インスタレーションを披露予定だ。
またMonolakeとしても知られるRobert Henkeによる、時間軸と空間の概念を覆すリアムタイムのレーザー光線と、パーカッシヴなオーディオで観客を意識的な瞑想状態にかけるレーザーインスタレーションライブも必見! カナダ・モントリオールのMUTEK20周年でも大絶賛のオーディオビジュアル・パフォーマンスを披露した黒川良一は「subassemblies」を日本で初披露する。
さらに振付家/ダンサー/ビジュアルアーティストの梅田宏明による圧巻のオーディオビジュアルライブ・ダンスパフォーマンスも。そのほかにも、実験的なエレクトロニックサウンドを追及するアーティストDasha Rushと、ドイツ人プロデューサーLars HemmerlingによるLADAのライブセットやロンドンのダブステップレーベル〈Hyperdub〉主宰のKode9と『アニマトリックス』などを手掛けたアニメーション監督の森本晃司によるオーディオビジュアルセットなどが予定されている。
<MUTEK>発祥の地であるカナダ・ケベック州からは、光の反射によるインスタレーションとビデオアートで独自のオーディオビジュアルライヴを披露する3人組Falaises、4つの光るコマでサウンドを操るデジタルアーティストMyriam Bleau、有機的なオーディオビジュアルを三次元で体験させてくれるPush1 Stop & Wiklow、作曲家でありオーディオビジュアル・アーティストのLine Katchoなど、敏腕プロデューサーたちが来日。
国内勢も充実のラインナップに。フィールドレコーディングで唯一無二の音楽を奏でるサウンドクリエイターYosi Horikawaが登場すれば、バークリー音楽院を首席で卒業した新進気鋭のプロデューサーSakura Tsurutaとビジュアルアーティストasagiによるオーディオビジュアルライブも。大阪出身の実験的プロデューサーSeihoに加え、デトロイトテクノやシカゴハウスに影響を受けたテレビゲーム音楽の作曲家、古代祐三と川島基宏によるライブユニットなど、海外勢に負けず劣らずのアーティストたちが出演する。
5日間パスポートも発売中
今年の<MUTEK.JP>は計5日間にわたって、渋谷の7会場でさまざまなプログラム(有料・無料)が繰り広げられる。芸術的なオーディオビジュアルライブの舞台を着席しながら鑑賞できる<A/Visions>(2公演・有料)は次世代エンターテインメントホール「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」にて。最先端の電子音楽とデジタルアートをクラブスタイルでお楽しみいただける<Nocturne>(4公演・有料)は「渋谷ストリームホール」と「恵比寿LIQUIDROOM」で開催される。すべての有料プログラムに参加したい! という方は「5日間パスポート」がおすすめ。各プログラムごとのチケットも購入できるので、こちらもお見逃しなく。
インスタレーション作品で最先端のテクノロジーアートを体感しよう
「渋谷ストリーム ホール」では12月11日〜13日(金)の3日間、パフォーマンスだけではなくインスタレーション作品も展示。クリエイティブユニットtoe on netによる光を使ったインスタレーション作品や、平川紀道によるグースの羽毛と地形のデータから計算によって形づくられる映像作品など多数展示される。無料カンファレンスやワークショップなども催されるので、ぜひ足を運んでみてほしい。
EVENT INFORMATION
MUTEK.JP 2019
2019年12月11日(水)〜15日(日)
MUTEK 5日間パスポート:¥23,000
※各プログラムごとのチケットは各イベント詳細をご確認ください。
※オールナイト公演は20歳未満ご入場できません。一部のプログラムは入場規制する場合がございます。
VENUE:
Hikarie Hall / SHIBUYA STREAM Hall / LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) / LIQUIDROOM / EDGEof / SHIBUYA QWS / UltraSuperNew Gallery
LINE UP:
Akiko Nakayama / Alexis Langevin-Tétrault / Alternative Machine / CD Hata x Koyas / Chloé Juliette / Daito Manabe + Kamitani Lab / Dramian / Fake Eyes Productions / Falaises / gadara / Hiroaki Umeda / Intercity-Express & Push 1 stop / Katimi Ai / Ken Furudate / Kode 9 & Koji Morimoto / Konx-Om-Pax / Kuniyuki x Soichi Terada x Sauce81 / LADA (Dasha Rush & Lars Hemmerling)/ Line Katcho / Mari Sakurai / Masashi Hirao x Saskiatokyo / Mayu Amano / Myriam Bleau / nor / Norimichi Hirakawa / Oslon / Öspiel / Peter Kirn / Push 1 stop & Wiklow / RAMZi / Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY × Kyle McDonald / Risa Taniguchi / Robert Henke / Rrose / rubi / Rutger Muller / Ryoichi Kurokawa / Sakura Tsuruta & asagi / Saskiatokyo / Sebu Hiroko / Seiho / SO / Toe on net / Veronica Vasicka / VJ Manami / vōx / Yosi Horikawa / Yuzo Koshiro & Motohiro Kawashima
主催:一般社団法人MUTEK Japan
特別協力:KDDI株式会社
特別協賛:東急株式会社
協賛:第23回文化庁メディア芸術祭、Canada Goose
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
後援:カナダ大使館、ケベック州政府在日事務所、アンスティチュ・フランセ東京、渋谷区、一般社団法人渋谷未来デザイン、渋谷エンタメテック推進プロジェクト