ヒップホップ界のレジェンド NAS(ナズ)と1990年代屈指のプロデューサー DJ Premier(DJプレミア)が、待望のコラボレーションアルバム『Light-Years』をリリースした。
彼らの原点は、1994年に発表されたNASの名盤『Illmatic』にまで遡る。“N.Y. State Of Mind”、“Memory Lane (Sittin’ In Da Park)”、“Represent”などの名曲を生み出した同アルバムは、世代を代表する才能の持ち主であるNASの地位を確立し、快進撃を繰り広げていたDJ Premierの存在を押し上げた作品に。その後も彼らは、“I Gave You Power”、“2nd Childhood”、“Nas Is Like”、“N.Y. State Of Mind Pt. II”といった名曲を通じてケミストリーを深めることに。そんな2人の30年間にわたるレガシーが、今このニューアルバム『Light-Years』で蘇る。

数十年にわたり、ファンに期待を抱かせてきた夢のアルバム『Light-Years』では、全15曲を収録。NASの長年のコラボレーターであるラッパーのAZが唯一のゲストとして“My Story Your Story”に参加。また、“NY State Of Mind Pt.3”には、ビリー・ジョエル(Billy Joel)の楽曲を引用。“It’s Time”は、スティーヴ・ミラー・バンド(Steve Miller Band)の楽曲をサンプリングしたものとなっている。
NASの主宰する〈Mass Appeal(マス・アピール)〉からリリースされる本アルバム。同作は、スリック・リック(Slick Rick)、レイクウォン(Raekwon)、ゴーストフェイス・キラー(Ghostface Killah)、モブ・ディープ(Mobb Deep)、ビッグ・エル(Big L)、デ・ラ・ソウル(De La Soul)ら、ヒップホップ史上最も重要かつ影響力のあるアーティストを称え、彼らにスポットライトを当ててきた同レーベルの画期的なシリーズ “Legend Has It…”の最終章を飾る。
2006年、Scratch誌の表紙を飾り、共同プロジェクトをほのめかしつつも、その後20年間に渡り、発表することのなかった両者によるコラボレーション。ファンの方はもちろん、音楽好き必見の本コラボアルバムは、以下よりチェックしよう。



