2013.11.14(THU)@DOMMUNE
Native Instruments presents <Beat Fighter Tour>

ンピュータをベースに音楽制作関連で革新的なソフトウェア・ハードウェアを開発し続けているNative Instruments。音楽好きならその名を一度は耳にした事があるだろうDJソフト“TRAKTOR”やソフトウェア・シンセサイザー“REAKTOR”を開発したメーカーである。近年はソフトだけでなく、ソフトの力を直感的にコントロールできるハードウェアにも力を入れており、ハードウェアとソフトウェアの境を超えることを実現した音楽制作システム“MASCHINE”やDJミキサーとソフトウェアの環境統合を実現した“Z2”など独創的な機材をリリースし続けている。

そのNative Instrumentsが現在<Beat Fighter Tour>という12日間にも及ぶショーケース&ワークショップ・ツアーを日本各地で開催している。このツアーの為に海外から2度DMCワールドチャンピオンに輝いたDJ Shifteeと天才フィンガー・ドラマーとして世界中にその名を轟かす Jeremy Ellisが来日、日本からはHifana、Kireek、DJ Izohやツアー先の地元トップアーティストも参加するという。ワールドクラスの超絶的なテクニックを間近に触れることができる絶好の機会だ。

【速レポ】DJスタイルの可能性を感じる! Native Instrumentsが仕掛ける<Beat Fighter Tour>初日レポをお届け music131119_ni_1895

Qeticでは今回11月14日(木)にDOMMUNEで開催されたツアー・オープングイベントに潜入、その模様をお伝えする。まず会場に着いてみると既にそこは超絶的なプレイを心待ちにしたファンの熱気で溢れ返っており、居場所を確保するのもひと苦労な状況。何とか確保できた矢先にトップバッターのDJ IZOH(DJ威蔵)のプレイが始まった。

【速レポ】DJスタイルの可能性を感じる! Native Instrumentsが仕掛ける<Beat Fighter Tour>初日レポをお届け music131119_ni_1914

【速レポ】DJスタイルの可能性を感じる! Native Instrumentsが仕掛ける<Beat Fighter Tour>初日レポをお届け music131119_ni_1905

DJ IZOHは2012年にDMCワールドチャンピオン(シングル部門)となっており、今最も勢いのある日本人DJの1人だ。スタイルは“TRAKTOR SCRATCH”を基本ソフトに、DJコントローラ・ミキサー“Z2”とターンテーブル×2台というシンプルな構成ながら、変幻自在なスクラッチ・プレイとDJソフトウェアならではの独創的な展開に会場は酔いしれた。傍で観ていてDJソフトを使用している感は殆どなく、DJミキサーとして“Z2”を操ればソフトをコントロールできているように見えた。これだとアナログを使用する従来のDJスタイルを崩さずにデジタル的な要素を導入でき、デジタルならではの表現にも自然に踏み込める機材構成ではないかと思った。

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