2009年よりソロ活動を開始し、ドラマーとしてだけでなく、⾳楽家としての才能を魅せる⾦⼦ノブアキ
全ての楽曲の作曲、レコーディング、パフォーマンスを⾃⾝で完結した待望のフルアルバム”Keraunos”を2024年リリースし、ステージは⾦⼦のみのドラム独演スタイルとなるライブを東京で敢⾏。⾦⼦が持つ静謐さと凶騒をデジタルサウンドと本能から湧き出るドラミングで表現、全⾯に背負ったLED映像とダンサブルな照明を駆使したイマーシブなライブをリスナーへと提供した。今季、新作のリリースと共に、東京、⼤阪、での単独ツアーを展開する。

Nobuaki Kaneko Showcase 2025”Leave the negatives” Teaser

Liner Notes by Masaki Uchida”

“⽣の躍動と壮⼤なドラマ映像の化学反応が織りなすエマージェンシーな緊張感”

昨年9⽉に観たNobuaki Kaneko Showcase 2025 ”KERAUNOS”は鮮烈にして獰猛(どうもう)だった。連打⼊魂のドラミングとステージ後⽅のLEDスクリーンに映し出される⾼彩度なCGビジュアルに⽿と⽬が刺激され、想像⼒が、五感が、繰り返し喚起させられる。
⽬の前の⾦⼦ノブアキの⽣(せい)の躍動と⻤才・清⽔康彦監督のディレクションによる壮⼤なドラマ映像の化学反応が織りなすエマージェンシーな緊張感は、観る者のアドレナリンを沸騰させ、想像⼒を喚起させる。
そして、それはやがてドーパミン分泌の如き多幸感に包まれ、気付けば、⾝体と⼼が揺さぶられる。そんな“ヤバい”ショーケースだった。

“憎悪の争いは不要。尊重と上昇で分断の連鎖を断ち切る”

この夏、⼤阪(8⽉17⽇(⽇))、東京(8⽉21⽇(⽊))で開催されるNobuaki Kaneko Showcase 2025“Leave the negatives”は前述のショーケースのアップデート版になるという。
公演タイトルの“Leave the negatives”はショーケースに先駆け配信リリースされた新曲「Respect & Rise」に呼応している。実際の⼈間の声と聞き紛うボーカロイド(!!)が歌うリリックは、「憎悪の争いは不要」、「尊重と上昇(Respect & Rise)で分断の連鎖を断ち切ろう」という⾦⼦ノブアキからのメッセージだ。

“ドラマーの独演という類を⾒ないショーケース”

2009年からスタートした⾦⼦ノブアキのソロは、途中、全ての⾳源制作からレコーディングまでを彼⾃⾝が単独で担えるようになったタイミングを機に急速な進化を遂げてきた。
ドラマーの独演という類を⾒ないショーケース形態を⽣み出し、まさに過渡期真っ只中の⽣成AIをいち早く⼤胆に導⼊し、清⽔監督とのタッグで果敢な映像表現を探求し続けている。楽曲からショーケースまで全ての表現に通底しているのは“時代の⽬撃者”たる⾦⼦の知性と観察眼だ。それは“前衛的な思想”と⾔い換えてもいいのかもしれない。

もし、あなたがまだ⾦⼦ノブアキのライブを観たことのない読者なら、まずは、新曲「Respect & Rise」のミュージックビデオを観てほしい。東京・ニコンクリエイツのバーチャルプロダクションスタジオにて撮影された映像は、今夏のショーケースの予告編としても⼗分な機能を果たすはずだ。
単独の表現者としても、リアルタイムな時代の空気とその変遷をドキュメントするアートフォームとしても、いまの⾦⼦ノブアキの存在感は要チェックだ。

鮮烈にして獰猛な⾁体と知性が最新テックを背負って暴れまくる”Leave the negatives”、ぜひ⽣で体感してほしい。(内⽥正樹)

EVENT INFORMATION

⾦⼦ノブアキ、新作リリースと共に東京・⼤阪にて単独ライブツアーを開催 Leave-the-Negative_Tour

​Nobuaki Kaneko Showcase 2025 “Leave the Negatives”

8/17(日)​ 大阪​ Yogibo META VALLEY
8/21(木) ​東京 WOMB

東京・大阪 ​Ticket:5,000円(税込)

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RELEASE INFORMATION

Brand New Single “Respect & Rise”

2025.07.26 Digital Release
Lyrics, Music and All performed by Nobuaki Kaneko

激しいドラミングとソリッドなトラックのChemical Reaction(化学反応)。デジタルとアナログを融合させた、⾦⼦独⾃の世界観を追求する楽曲。綿密に構築したトラック、ボーカルはボーカロイド、サンプリングなどあらゆるテクノロジー技術を駆使して制作している。MVは⻤才清⽔泰彦監督がディレクション。明滅するタイポグラフィや空間に点在するARなど、ニコンクリエイツのバーチャルプロダクションスタジオを⽤いて最新のデジタルテクノロジーで撮影された。ライブではシーケンスと映像に載せて⽣ドラムで表現する。

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