2009年に兄のノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)が脱退を表明したことで解散となってしまったイギリスが誇る国民的ロックバンド、オアシス(Oasis)。
その後は、脱退した兄・ノエルがソロでノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズを、弟のリアム・ギャラガー(Liam Gallagher)ら残りのメンバーでビーディ・アイ(Beady Eye)を結成(2014年10月に解散を発表)しそれぞれ活動を開始。
そもそもオアシスをまったく知らない方もいると思うので簡単に紹介したいと思います。
オアシスは、1991年に結成されブリットポップと呼ばれる90年代にロンドン・マンチェスターを中心に起こった英国の音楽における一大ムーブメントの全盛期に中心的存在を担った世界的なロックバンドです。
同じく、ムーブメントの中心であったブラー(Blur)とは音楽性や階級の違い(オアシスは労働者階級であるのに対してブラーは中流階級でした)から長い間仲が悪くライバルとしてメディアで持ち上げられていました。当時はオアシスVSブラーの構図がありました。
オアシスは、これまで7枚のスタジオ・アルバムと3枚のコンピレーション・アルバム、1枚のライブ・アルバムをリリース。特に、2ndアルバム『モーニング・グローリー』はオアシス史上最高のセールスを記録し、オアシスの代表作として知られています。
約10年前に惜しくも解散してしまったオアシスをなぜ今更紹介するのかというと、今年は弟リアムがノエルに再結成を持ちかけるツイートやノエルがノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとして初の<SUMMER SONIC(以下、サマソニ)>出演を果たすなど、何かとオアシスの話題が取り上げられることも多かったからです。
そして、9月にはリアムのジャパンツアー<LIAM GALLAGHER JAPAN TOUR 2018>の開催が控えています。ライブではオアシス時代の楽曲がメインのセットリストとなっていることが多いため、リアムの来日公演でもオアシスの楽曲が多く披露されることが予想されます。
そこで、来月に控えるリアムの来日に備えて、「これだけは押さえておきたいオアシスの名曲」と題し、改めてオアシスの名曲を紹介します!
リアム来日に備える!
これだけは押さえておきたいオアシスの名曲10選
1. ロックンロール・スター(Rock ‘N’ Roll Star)
まず、紹介するこの曲はタイトルそのままにこれからロックスターへと駆け上がるという思いと共に、すでに俺たちはみんなのロックスターであるという強い自身に満ち溢れたオアシス定番の曲。
オアシスの定番でもあり、ライブでも必ずと言っていいほど歌われるオアシスの自己紹介ソングでもあるので、オアシスをこれから聴こうと思っている人はここから入ると良いと思います!
2. ホワットエヴァー(Whatever)
日本ではCMソングなどにも起用されているため知っている方も多い“ホワットエヴァー”。この曲は1stアルバム『オアシス』と2ndアルバム『モーニング・グローリー』の間に発売されたシングル曲になっています。
クリスマス商戦に向けて作られた曲ではありますが、商業的な匂いはまったく感じさせず、心地の良いストリングスとリアムの歌声が絶妙でオアシスの曲の中でも爽やかな曲です。
MVの撮影時リアムは徹夜して飲んでいたため、MV様の服装をしてこなかったそう。清々しい楽曲とは裏腹にジャージ姿のリアムにも注目してほしいです!
3. スーパーソニック(Supersonic)
オアシスのデビューシングルで王道ロックナンバーの“スーパーソニック”。
これから何かすごいことをしてくれるんじゃないかと期待させる冒頭のメロディがたまらないです! リアムの気だるく纏わりつくようなボーカルが癖になります。
4. モーニング・グローリー(Morning Glory)
イントロのリフを聴いているだけでテンションが上がるハードロックチューン“モーニング・グローリー”。ウォークマンのCMや映画『GORL』の主題歌としても有名です! 大きな会場で聴きたい楽曲ですね。
ライブで盛り上がること間違いなしです!
5. ドント・ルック・バック・イン・アンガー(Don’t Look Back In Anger)
世界中で愛されるロックアンセム“ドント・ルック・バック・イン・アンガー”。
こちらは作詞・作曲・ボーカルを全てノエルが担当。ライブでは会場の皆で合唱するという光景も見られます。現在もノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとしても演奏していますね。
なんといってもメロディの美しさが素敵な曲です。聴いていると自然と口ずさみたくなるんですよね。
Manchester Vigil Unites In Song: ‘Don’t Look Back In Anger’ | NBC News
Chris Martin and Ariana Grande – Don’t Look Back In Anger(One Love Manchester)
昨年マンチェスターで起きたテロの追悼式典でこの曲が参列者の間で合唱され、SNS等で拡散され話題になりましたよね。ロックファンのみならず愛されている名曲です。
6. サム・マイト・セイ(Some Might Say)
初めて英国でのチャートで1位を獲得した数あるオアシスの曲の中でも名曲に数えられる“サム・マイト・セイ”。
ゆったりとしたメロディに乗せて歌われるリアムの高音にはシビれます。人気曲の一つですが、リアムの声が出ないとのことであまり歌われなくなったんですよね。
来月の来日公演では歌ってくれることを期待したいです!
7. ドゥ・ユー・ノウ・ワット・アイ・ミーン?(D’You Know What I Mean?)
1997年に発売された3枚目のアルバム『ビィ・ヒア・ナウ』からこれまでのオアシスとは打って変わって重厚なサウンドが特徴の“ドゥ・ユー・ノウ・ワット・アイ・ミーン?”
MVが凝っていて、イントロでオアシスのメンバーがヘリコプターから登場するシーンはかっこいいです!
8. スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)
オアシスらしいミディアム・テンポなメロディで親しみやすい楽曲です。
この曲は、ノエルがロンドンに引っ越した際に食中毒になりそれとちょうど同時期に書かれた歌だそう。オアシスの発言や容姿からやんちゃなイメージを抱いている方も多いと思いますが、“スタンド・バイ・ミー”のような優しい楽曲も沢山あるんですよね。
9. ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト(Stop Crying Your Heart Out)
“ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト”はオアシス史上最強のバラードといっても過言ではありません。切ないメロディですが、なぜか聴いていると元気が出てくるような曲。リアムとノエルの掛け合いが本当に素晴らしい……!
映画『バタフライ・エフェクト』の主題歌でもありましたよね。
10. ライラ(Lyla)
2005年に発売された6thアルバム『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』に収録されているライブではもう定番中の定番ソング! 一定のリズムなので、乗りやすくライブでも非常に盛り上がります。《Hey,Lyla!》と思わず叫びたくなります!
来月の来日公演でもおそらく歌われると思うので、この曲だけでも覚えていくのが良いかもしれないです!
来月開催されるリアムの来日公演で演奏が予想されるオアシスの名曲を紹介してきましたが、いががだったでしょうか? 公演前にオアシス時代の曲を復習してみるのもいいかもしれませんね。他にもオアシスにはまだまだ魅力的な楽曲がありますので、気になった方は聴いてみてください!
EVENT INFORMATION
LIAM GALLAGHER JAPAN TOUR 2018
<東京公演>
2018.09.13(木)
OPEN 18:00/START 19:00
日本武道館
アリーナ指定席 ¥14,000/スタンド指定席 ¥10,000
<愛知公演>
2018.09.17(月・祝)
OPEN 17:00/START 18:00
愛知 豊田市民文化会館 大ホール
S指定席 ¥14,000/A指定席 ¥10,000(税込)
<大阪公演(2日間開催)>
2018.09.19(水)、2018.09.20(木)
OPEN 18:00/START 19:00
Zepp Osaka Bayside
1Fスタンディング ¥11,000(1ドリンク込)/2F指定席 ¥14,000(1ドリンク込)