洋楽ルーツに基づいた爆発的なパフォーマンスに、震えるほど興奮!

再生を開始すると、会場の横浜スタジアム周辺で開演を待ち望むファンの姿がまず映し出される。スタンドは言わずもがなの超満員で、あとで調べたら今回収録された2014年9月13〜14日の公演は2日間で6万人を収容したのだとか。ベイスターズも羨む人気ぶりである。

EDMっぽいSEに乗せて、メンバー4人が次々ステージへ現れる。ドラムのビートに合わせて「かますぜ!」とTaka(Vo)が煽ると、客席のボルテージはいきなり最高潮。そして一曲目の“アンサイズニア”がプレイされると、筆者も震えるほどの興奮を覚えてしまった。爆発的な演奏に合わせて沸き起こるモッシュ。あまりのパフォーマンスに言葉を失う自分。こりゃかっこいいわ……。

楽曲のクオリティにも驚いたが、過去のインタビューを調べたらフォール・アウト・ボーイやリンキン・パーク、サム41などをルーツに挙げていて妙に納得。筆者が10〜20代前半の頃に流行ったUSエモ・パンク〜ラウド・ロックが、時を経て日本でこれほどのサウンドと大衆性をもたらしていたとは……。洋楽をふんだんに吸収したサウンドを浴びているうちに、どんどんシンパシーが湧いてくる。

バリバリの洋楽ライターがONE OK ROCKを初体験した感想 music150427_one_4-780x520

海外ツアーで培った自信と、大観衆を魅了する説得力がカッコよすぎ!