60th Oyaide Electric Live
2013.04.30(火)@恵比寿LIQUID ROOM

4月30日(火)、恵比寿リキッドルームに於いて革新的なライブが敢行され、この日のライブに参加したオーディエンスがその目撃者となった。イベント開催発表後、前売り券は即完売。そして当日券を求めて100人以上が並ぶという、期待値のハードルが果てしなく高く設定されたこの日のイベント。

18時45分。すでに満員にふくれあがったリキッドルームにこの日のMC、村田シゲ(□□□/Cubismo Grafico Five)が颯爽と登場。自己紹介をしつつ、オヤイデって何 ?から、オヤイデププロダクトが今日のようにたくさんのミュージシャンとの繋がってきたエピソードなどを分り易く紹介しながら盛り上がる会場。そして19時を少しまわったころ、「トップバッターはSOIL&“PIMP”SESSIONS!」というコールで、この日のライヴがスタートした。

Live#1 SOIL&“PIMP”SESSIONS
この日のケーブル・セッティングはすべてオヤイデ仕様。全てのマイク、ライン、そして電源がフル・オヤイデ状態(!)で期待と緊張感で一杯になったところに絶妙なタイミングでSOIL&“PIMP”SESSIONSが登場! メロウな滑り出しでその空間を包み込む。これには良い意味で裏切られた。そして彼らの奏でるひとつひとつの音がオーディエンスに伝わって行き、徐々にヒートアップ。オヤイデ・ワイヤリングによるクリアでヌケの良いサウンドがSOILのプレイを更に加速させ、SOIL自身が一体となり、そしてオーディエンスと一体に! 更にアジテーターの“社長”による「オヤイデ」コール&レスポンスまで飛び出し、フロアの盛り上がりは最高潮。最後にSOIL&“PIMP”SESSIONSの社長(MC)が言っていた、「我々ミュージシャンが音に命をかけるように、”OYAIDE”の職人はいい音を作るために命をかけている」という言葉が胸を打った。

Live#2 クラムボン
続いての登場は、一昨年のドコガイイデスカツアー、両国国技館公演でのオヤイデ・ケーブルのフルワイヤリングも記憶に新しいクラムボン。この頃のライヴも、ライヴとは思えぬ音の良さだったのだが、この日はさらに音の通りや粒立ちが鮮明に聴こえる。ベースのミト自身もライブ中にその音の良さに驚愕し、Vo.&Key.の原田郁子は「音が良すぎて顔がにやけっぱなし」とオヤイデ・ワイヤリングの音を絶賛。クラムボンのセットとしては基本的ワイヤリングは変わることなく、ドラムのケーブルが大きくグレードアップしているのだが、ドラム周りをグレードアップすることで、全体の音の通り方、締まり方も変わったというのは興味深い。確かにドラムだけでマイクを10本以上使用するわけであり、音の再現性という意味で最も重要であり、またノイズの影響を受けやすいところでもある。ここが劇的に変わり、膜のようなものがとれたクリアな音が、外でも中でも鳴っていることになる。この音の中、必然的にクラムボン3人の演奏は集中力もメリハリも抜群、そして終始楽しそうに演奏しているのが印象的だった。ミトの「なぜか会場のお客さんの声までクリア」という、会場の声による“Folklore”の合唱でこの日のクラムボンの幕が閉じた。

Setlist
1:ナイトクルージング
2:KANADE Dance
3:GOOD TIME MUSIC
4:はなれ ばなれ
5:DESIRE-情熱ー
6:tiny pride
7:バイタルサイン
8:シカゴ
9:Folklore

トリの前のMCでは写真家の平間至氏も登場。この日の特典である、録りおろしフォトブックの話題だけではなく、いかに自らがオヤイデケーブルファンであるのかを告白する、流暢なケーブル談義をミュージシャン村田シゲ氏と繰り広げ、会場を若干ひかせていた(笑)。

Live#3 toe
そしてこの日のトリはtoe。いつも通りのさり気ない空気感でライブはスタート。しかしこの日は前述の通りドラムのケーブルまで徹底的にこだわっている。柏倉氏のドラムはただでさえアグレッシブに魅了するのだが、この日の出音はダイナミクス、タムの連打、ハットの刻み、トップの伸び、すべてがケタ違い。叩いている本人も、プレイするメンバーもそのことを感じており、それがプレイにダイレクトに表れていた。実際、toeのプレイにはいつにも増した凄みと抑揚が存在し、感情ののった演奏というにふさわしい、素晴らしいステージだった。さらにラスト2曲はクラムボンの原田郁子が再び登場し開場を沸かせ、“青い闇をまっさかさま~”を披露。続けて名曲“グッドバイ”でこの日を締め括った。

Setlist
1:Run For Word 
2:Velvet Blanc
3:I dance Alone
4:C
5:エソテリック
6:Past & Language
7:1/21
8:After Image
9:青い闇をまっさかさま~
10:グッドバイ

オヤイデ/ネオとして、ライヴの現場をここまで徹底的にワイヤリングするというのは前代未聞。やればやっただけの音が出て、その音が演奏する人を喜ばせ良いパフォーマンスが生まれる。そしてこの素晴らしい演奏がリスナーに届き、音楽で幸せが広がっていく。オヤイデ/ネオがいい音を出したいという想いで作ったケーブルが、このような形で人をつなぎ、幸せにしているということを感じることができたこの日は、ケーブルメーカー冥利に尽きる、嬉しい時間だった。

興奮の渦で幕を閉じた<60th Oyaide Electric Live>。Qeticでは、当日会場限定で配布された「オヤイデ電気60周年記念CD+フォトブック」を5名様にプレゼントしちゃいます!! toe、クラムボン、大橋トリオ、Caravanのライヴフォトやトークセッション、インタビューなど、かなりアツイ内容になっているこちらのブックレット、超レアですヨ!!! たくさんのご応募お待ちしております!!

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オヤイデ電気60周年記念CD+フォトブック5名様

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