2021年、パックマンが「Be PAC-TIVE!!」をテーマに「フィジカル、 メンタルともに健康的かつ安全にイキイキと過ごそう!」というさまざまなキャンペーンを展開中だ。 今回新たなキャンペーンとして、イェジ(Yaeji)プロデュース、ディアン(DiAN)の中国語ボーカルをフィーチャーした新映像“PAC-TIVE”が公開された。
Yaejiが、DiANをフィーチャリングに迎え、パックマン楽曲“PAC-TIVE”を配信開始!
今回の楽曲でイェジは、 オリジナルのパックマン効果音をサンプルとして用い“PAC-TIVE”を作曲・プロデュースした。また、映像ディレクターであるウィアドコア(WEiRDCORE)と協力して、パックマンを8-bitアートスタイルで描いたイェジのキャラクターwoofaが登場するアニメーションミュージックビデオも制作。YouTubeで公開されたビデオは、世界的に影響力のあるメディア「Pitchfork」や世界中のメディアで取り上げられ、欧米からのシングルとしてイェジの所属する〈XL Recordings〉から配信されている。“PAC-TIVE”を聴いて健康的かつ安全にイキイキと夏を過ごしてみては?
<制作時のエピソード>
最初のデモは、私もスタッフも全員がしっくりこなかったのを覚えています。第2弾のデモを書くにあたって、パックマンチームから送られてきたメールを読んだのですが、そこにはムードボードのようなフレーズの羅列がありました。その中で「Be PAC-TIVE!!」という言葉が気になりました。「PAC-MANのようにアクティブになる」とはどういうことだろう? その疑問が原動力となり、1日で曲を完成させることができました。
<WEiDCOREとはどのようなアイデアを共有したのでしょうか?>
WEiRDCOREにはやり取りの中で懐の大きさをとても感じました。プロジェクトを始める前にビデオ通話をして、共通の趣味(アニメなど)についてたくさん話しました。そこから、このプロジェクトがどのようなものになるか、一緒にブレインストーミングしました。私が撮影した韓国の古い市場の看板や、パックマンの8-bitアートスタイルで描かれた私のキャラwoofaなど、私の世界からインスピレーションを得たものを盛り込んでくれたという意味で、本当の意味でのコラボレーションだと感じました。 私は彼にデモのアップデートを送りました。彼とはドロップボックスを共有していました。彼が思いついたアイデアを常に私に伝えてくれましたし、私はステムやMIDIファイルを送って、それらがアニメーションのインタラクティブな一部になるようにしました。
<あなたにとって「パックマン」とは?>
パックマンは、私の両親と私が共に子供の頃にアーケードで遊んだことを覚えているゲームです。 このゲームは、私と私より上の年齢の世代、そしておそらく未来の世代もつなげてくれるのです。
ーYaeji
<Yaeji、 WEiRDCORE、 パックマンとのコラボについて。>
私達、DiANが参加して制作したパックマン40周年記念の楽曲、”饕餮-taotie”に続いて、今回の企画” Be PAC-TIVE!! ”をテーマに、以前から三人ともファンであり大好きだったYaeji、WEiRDCOREで作るパックマンの新しい楽曲にfeaturingで参加することが決まり、どんな作品ができるのだろうと皆ですごく興奮しました。
初めにYaejiのデモを聴いた時、ビデオに出てくるYaejiのキャラクター”Woofa“の様に音楽もまるでパックマンの世界の中にいるかのように溶け込んでるなと感じました。
まずはYaejiから提案してくれたメロディに、朔がメイン、immiがコーラスを担当しました。
それからイントロの中国語の歌詞を朔が、メロディをimmiが作り、Yaejiに提案して今の形となりました。朔の母国語である中国語で表現できたのは、同じアジアのルーツをもつYaejiとのコラボレーションにもう一つ意味を持たせられたような気がして、嬉しく思いました。
そして今この世界の状況の中、”Active”という前向きな考えを持つことは重要です。
多くの人々がパックマンのように走り続け、世界に希望やより良い環境をもたらせるよう頑張っていると思います。
私達もこの曲とビデオを通して、少しでも皆さんの活力になるような“Active = PAC-TIVE”の精神を伝えたいという思いを込めて、参加しました。
この現状を乗り越えて、再び友人や家族、たくさんの人々が当たり前のように集まり、繋がり、触れ合える日常に戻れるよう願っています。
ーDiAN
<制作時のエピソードがあれば教えてください。>
最初にこのビデオ制作の依頼を受けた時、音楽アーティストは全く決まっていなかったのでYaejiを提案してみました。彼女のことは個人的に面識はなかったのですが、コンピュータゲームに非常に興味を持っているということが共感できたからです。さらにそのプロフィールを見て、 彼女の風変わりでありながら親しみやすい音楽スタイルがぴったりだと思いました(これには誰もが即座に同意し、 すぐに実現に向けて動き出しました)。この提案をして本当に良かったと思っています。
<Yaejiさんとはどのような意見交換をされたのですか?>
制作期間中、Yaejiとは何度もビデオ通話をして、多くのアイデアや共通の関心事について話し合いました(主にアニメについて)。
私はこのビデオを「Yaeji meets Japan」のように個性的なものにしたいと思っていたので、「迷路」は韓国のお店、日本の自動販売機、ニューヨークの薄汚れたドアなどが混ざったものになっています。さらに、極東地域で見られる素晴らしい触覚性の舗道の形成。だから、その舗装に命を吹き込めたのは素晴らしいことでした。(まあ、幽霊[=ゴースト]なので、生きているとは言えないかもしれませんが)。
さらに、私は日本で見られる「コラボ」キャラクターにいつも魅了されていたので(私の娘がいくつか持っています)、Woofaとパックマンを組み合わせて作ることができてよかったです。
<あなたにとってのパックマンとは?>
いやー、ディープな郷愁ですね。なんだか前世のような気がします。80年代、私はアーケードでパックマンをプレイし、その後、家庭用ゲーム機でもプレイしました。面白いことに、あのゲームで何時間も遊んだことが、今では役に立っているし刺激にもなっています。
ーWEiRDCORE