パール&ザ・オイスターズ(Pearl & the Oysters)の最新アルバム『Planet Pearl』が9月20日(金)にリリースされる。
シコ・ブアルキにインスパイアされた先行シングル“Big Time”配信開始
Juliette Pearl Davis(ジュジュ)とJoachim Polack(ジョジョ)からなるデュオ、パール&ザ・オイスターズ。二人はパリで高校の初日に出会い、それ以来ずっと一緒に活動している。彼らの創造的でロマンチックなパートナーシップは、大学やジャズ・スクール、ソルボンヌ大学での音楽学研究を経て、アメリカに移ってからも続いている。デュオの初期のアルバムは、地域の感覚に根ざしていた。『Flowerland』はフロリダの湿ったアート・ロックの海を探索し、『Coast 2 Coast』はLAをAOR風の爽やかなサウンドで記録した。しかし、『Planet Pearl』は、宇宙で遭難して地球に取り残された宇宙探検家の視点から書かれた「地球外」の作品。デヴィッド・ボウイのトム少佐(Space Oddity)のように、彼らは新しい視点から故郷を見つめ、疎外感を感じている。
ジョジョの博士課程の研究テーマはアントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)であり、サウダーヂというコンセプトを孕んだ『Planet Pearl』にはブラジル音楽の影響が強く現れている。先行シングル“Big Time”はブラジルのシコ・ブアルキ(Chico Buarque)の“Construção”にインスパイアされ、歌詞は韻を踏んだ連句で書かれている。この曲の主なハーモニーとメロディーは、ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)やヒタ・リー(Rita Lee)の影響を受けている。
またQeticでは『Coast 2 Coast』のリリース時に行われた来日公演に合わせてインタビューを敢行。こちらもぜひチェックしていただきたい。