トッド・テリエと双璧をなすNU DISCOシーンを代表するスーパースター、プリンス・トーマス来日！

NU DISCO（ニュー・ディスコ）とは？

NU DISCOとはなにか？ よくレコード屋に行かれる方なら、NU DISCOと書かれたレコードを見たことがあるかも知れません。NU DISCOとは現代のDANCE MUSICに、70年代から80年代に流行したDISCO MUSICのテイストを取り入れたものを言います。主にBPMが110から120くらいの4つ打ちのリズムに、ブギーなベースライン、スペーシーなシンセサイザー、ファンキーなカッティングギターなどの音色が入っているのが特徴です。どこかレトロで懐かしく、今の時代に聴くと新鮮でかっこいい。

NU DISCOにはRE EDITと呼ばれる手法が多く使用されます。RE EDITとはもともとDJがプレイしやすくするためにイントロのループ部分を再編集したりする行為でしたが、NU DISCOのプロデューサーたちは原曲のエッセンスをそのまま、大胆に再編集することがあります。ノルウェーのプロデューサー“トッド・テリエ（Todd Terje）”が、DISCOカルチャーを象徴するバンド“ビージーズ（Bee Gees）”をRE EDITしたのがこちら。 ボーカルは極力使用せず、インストゥルメンタルをループさせることでGROOVEを作っています。

Bee Gee’s / You Should Be Dancin TT EDIT

ダフト・パンク（Daft Punk）が『Random Access Memories』を発表して以降、多くのNU DISCOアーティストがメジャーシーンでも台頭いたしました。オーストラリアからは“フライト・ファシリティーズ（Flight Facilities）”、アメリカ・ロサンゼルスからは“タキシード（Tuxedo）”や“クラシックス（Classixx）”、ニューヨークからは”ホーリー・ゴースト！（Holy Ghost!）”、そしてノルウェーからは前述した“トッド・テリエ”など、世界各地にそのムーブメントは広がりました。

NU DISCOシーンを代表するプリンス・トーマス来日！

2月24日（金）表参道に新しくできたヴェニュー「VENT」に、NU DISCOシーンを代表するDJ“プリンス・トーマス（Prins Thomas）”が登場します。プリンス・トーマスはノルウェーのコズミック・ディスコのパイオニアとして“リンドストローム（Lindstrøm）”と活動したあと、2005年に自身が設立したレーベル〈Full Pupp〉からトッド・テリエの楽曲をリリースするなど、NU DISCOシーンを初期から牽引していると言っても過言ではありません。

日本との関係も浅くはなく、＜Rainbow Disco Club＞への出演や、“Sly Mongoose”や“にせんねんもんだい”のリミックスワーク、新たに設立したレーベル〈Rett I Fletta〉から“Keita Sano”の楽曲をリリースしたりと精力的。また2016年にリリースしたアルバム『Principe del Norte』では、初期作を思わせるアンビエントなハウスを聞かせてくれました。

Prins Thomas ‎– Rainbow Disco

プリンス・トーマスのノルウェーのオーロラのような煌めくくディスコセットを、抜群の音響とデザイナーズ空間が好評な話題のニュースポット、表参道VENTで体感しよう！

Profile：プリンス・トーマス

北欧ノルウェーのDJ／プロデューサー。

レーベル、〈Full Pupp〉と〈Internasjonal〉を主宰し、〈Full Pupp〉がノルウェー国内のアーティストを紹介していき、〈Internasjonal〉は国外のアーティストを紹介していく。

2005年、盟友リンドストロームとの共作アルバム『Lindstrøm ＆ Prins Thomas』をリリースし、世界中の音楽シーンに新しい風を吹きこんだ。リミキサーとして数多くのディスコミックスを手がけ。また、『Noise In My Head』、『Cosmo Galactic Prism』、『Live At Robert Johnson』、『RA.074』、『FACT MIx 130』、『Rainbow Disco Club vol.1』、『Paradise Goulash』などのDJ MIXからうかがえるように、DJとしてのその実力とセンスが評価されている。

2014年、〈Full Pupp〉傘下に新レーベル〈Rett I Fletta〉設立。2016年にはKeita Sanoのアルバムをリリースしている。

2016年、プリンス・トーマス名義のアルバムとしては通算４作目となる、アンビエントをコンセプトとしたアルバム『Principe Del Norte』を〈Smalltown Supersound〉より、リリース。

続いて『Principe Del Norte』のリミックス・アルバム、『Principe Del Norte Remixed』をリリース。リミキサーとしてゲルド・ジョンソン（Gerd Janson）、リカルド・ヴィラロボス（Ricardo Villalobos）、ヒエログリフィック・ビーイング（Hieroglyphic Being）、ドゥニャン（Dungen）、サン・アロウ（Sun Araw）、ジ・オーブ（The Or）、アイキューブ（I:Cube）、ヤング・マルコ（Young Marco）が参加した。