●日本からは2名が参加!

今回選ばれた59名のうち、日本人アーティストは2名が参加! プロデューサー/DJ/演奏家であるポスト・ダブステップ・アーティスト、Haioka。そして、プロデューサー/演奏家であるビーツ・アーティスト、Albino Sound。創立者であるトーステン・シュミッドとマニー・アメリのうち、マニーによると、“みんな音楽的バックグラウンドだけじゃなく、それぞれ文化背景の違うアーティストが集まって、文化交流して、それぞれの国へ持ち帰って、その経験を活かしてもらう。それこそが<RBMA>の目的なんだ。”とのこと。Haioka、Albino Soundの2人は、他の参加者と比べて見慣れた土地での参加となりますが、他の参加者とどのような交流を重ねていくのか、気になるところです!

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Haioka

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Albino Sound

●豪華すぎる制作サポート/レクチャー陣

「30人という小さなグループのまえではアーティストも丸裸にならざるを得ない。自分のキャリアも含めて、どういう人生を歩んできたか語ることで、人間同士のコネクションで生まれる、腹を割った交流が大事だと考えたんだ。そういった方法でしか伝えることができないものがあると確信していた。これが<RBMA>の原点なんだ。」と語っているマニー。

今年もケリー・チャンドラー、リッチー・ホウティン、カール・クレイグ、マシュー・ジョンソン、ジャスト・ブレイズ、ドリアン・コンセプトなど、40名以上の世界的アーティスト陣が講師として<RBMA>に登場。参加者に対して音楽制作(スタジオメンター)のサポートや、レクチャー(音楽論)を聞かせる予定です。マニーが語ったようなアーティストとの「腹を割った交流」によって、参加者達はクリエイティビティにさらに磨きがかかりそうですね!

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●東京での開催の理由?

確かに刺激的な街ではあるけれど、最後に実際に東京で開催する理由をお伝えしましょう。それはマニーによると「<RBMA>の大きな目標であり、今年日本で開催する大切な意義は、日本の音楽を世界中で触れてもらうこと。」とのこと。<RBMA>開催中には、皆さんが体験できるイベントや、日本にいなくとも体験できるデジタルコンテンツも多数あり。日本人アーティストがイベント会場やライブハウス/フェスティバルとはまた異なるロケーションでのライブを行ったり、海外アーティストとの興味深いコラボレーションに、ストリーミング生配信やスペシャルムービーが予定されていたり……1か月に渡るこの刺激的な音楽体験、乗り遅れることなかれ!!

(text by Qetic・ヤーマネ)

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