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4月8日から4月20日（土）にかけて全7イベントが実施中の＜Red Bull Music Festival Tokyo 2019＞。

その中でも注目を集めた＜Red Bull Music Festival Tokyo and 88rising present：Japan Rising＞が4月10日（水）、渋谷・WWWXにて開催されました。満員御礼となった会場は多数のオーディエンスで埋め尽くされ、グローバルの音楽シーンにおける日本人ラッパーや気鋭のレーベル／メディア88risingの存在感をシーンに強く印象づけました。

イベントでは開場後、レッドブルと88risingが共同製作したアジアン・ヒップホップの長編ドキュメンタリー『Asia Rising – The Next Generation of Hip Hop』（3月29日公開）を上映し、集まったファンのボルテージは徐々にヒートアップ。

オープニングは日米のハイブリッドなバックグラウンドから独自のヒップホップを体現するCIRRRCLEが登場し、多彩な楽曲アプローチでオーディエンスのエナジーをさらに高めると、『Asia Rising』にも登場したJin Doggが同じHIBRID ENTERTAINMENTに所属するYoungYujiroとYoung Cocoに続いて登場。ライヴ中盤のキラーチューン“アホばっか”のパフォーマンスでは会場はモッシュが出来るほど熱狂の渦に。最後はしっとりしたチューン“AM 2:00”で締めくくると、続いて今やフィメールアーティストのグローバルアイコンになったAwichが登場し、圧倒的なステージパフォーマンスを魅せつけました。

トリに登場したのは、本国アメリカから来日した88rising所属のAUGUST 08。今年1月に行われた88rising日本ツアー以来の来日となりましたが、確実に進化したステージングは最前線のシーンを確実に象徴するもの。最後は『Asia Rising~』のエンディングでも使用されている88risingの代表曲“Midsummer Madness”を歌い上げて特別な一夜を締めくくりました。

アメリカとヨーロッパを二大発信地として発展してきたアーバンミュージックは、ここ数年で劇的な変化を迎えており、とりわけ88risingに所属するJojiやRich Brianが全米チャートで1位を獲得するなど、アジアン・アーティストの存在感はまさに第三軸と呼べるものになっています。グローバルの音楽シーンにおけるそうした地殻変動や前衛を垣間見せる、特別な一夜となりました。

2019.04.08
【フォトレポート】Red Bull Music Festival Tokyo 2019｜Sevdaliza’s The Great Hope Design

RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2019