8月28日新木場STUDIO COASTにおいて、<Red Bull Live on the Road>のFINAL STAGEが行われ応募総数300を超える参加バンドの中から、海外レコーディングのプライズを獲得するWINNERバンドが決定した。

<Red Bull Live on the Road 2014 >FINAL STAGEは、アンバサダー・バンドのCrossfaith、MEANING、SiMをはじめ、23バンドのライブ・パフォーマンスが行われた。会場はインドアステージと屋外に設置された2つのTRUCK STAGEで構成され、インドアステージにはWHILE SHE SLEEPS、WE CAME AS ROMANSといった海外組やTOTAL FAT、Northern19といった人気バンドが出演。TRUCK STAGEにはSHANK、CRYSTAL LAKE、NAMBA69といったラウドロックシーンを支えるバンド達が次々と登場した。

そのインドアステージの中盤で行われたのが<Red Bull Live on the Road 2014>の決勝戦である2バンドのステージ。まず最初に登場したのは、東京エリアで惜しくも敗退したもののワイルドカード枠として勝ち上がってきたHenLee。フランケンシュタインのマスクを被って登場した彼ら。“挫折を味わったけれど、また勝って、ここに来れたことが嬉しいです。レッドブルがくれたチャンスを、皆にエナジーで返したい”と等身大のMCを挟んで、レッドブルをテーマにしたというエナジー・ソングを熱演。フランケンシュタインのお面を被ったパフォーマーを登場させ、初めて彼らを観るオーディエンスがほとんどのはずだがフロアを大きく揺らしていた。続いて登場したのは同じく東京エリアを勝ち抜いたReptile。様々なジャンルを取り入れながらも、一貫してラウドでポップなパフォーマンスを堂々と繰り広げた彼らもフロアにいた観客の心をしっかりと掴んで盛り上げる。

イベント最後の出演者でありアンバサダー・バンドでもあるCrossfaithが圧倒的なパフォーマンスを繰り広げ、曲間のMCでは“今日の主役はReptileとHenLee、この2バンドに大きな拍手を!”と温かくエールを送った。Crossfaithからエールを送られた2バンドだが、WINNERバンドに輝くのはもちろん1バンドのみである。いよいよ全出演者のステージが終わり、<Red Bull Live on the Road 2014>のWINNERバンドとして発表されたのはワイルドカード枠として勝ち上がってきたHenLeeだった。HenLeeには海外にあるレッドブル・スタジオでのレコーディングというプライズが与えられる。

ジャッジの投票が僅差であったことからもわかるように、本年度の<Red Bull Live on the Road>は何が起こるか分からない数多くのドラマを生み出した。様々なバンド達の熱い想いを乗せて、来年はどんなバンドが飛び出してくるのか引き続き注目のイベントである!