ファイナリスト2バンドのライブが終わると、いよいよオーディエンスによる投票タイムがスタート。来場者はフロア後方に設置された各バンドの投票箱に、それぞれ気に入ったバンドへと票を入れていく。この投票タイムはイベントヘッドライナーMIYAVIのライブ前まで実施された。
ここからはゲストバンドによるステージが繰り広げられていく。まずはイギリスからのゲスト、BONESが日本で初のステージを実施。CARMEN VANDENBERG(G)とROSIE BONES(Vo, G)の女性メンバー2人にサポートドラマーというシンプルな編成で繰り出される楽曲の数々は、時にグラマラスに、時にダンサブルに変化する。重いビートをバックにフロントの女性メンバー2人は激しい歌とギターを響き渡らせ、「初めて日本に来れて嬉しい」と来場者に向けて喜びを伝えた。
続いてステージに立ったThe BONEZはダイナミックなバンドアンサンブルで、フロアを盛り上げていく。シンガロングパートでは場内に大合唱が鳴り響き、JESSEは「もっと!」と激しく煽る。“Revolution”や“Louder”といったアップチューンが連発されると、会場の熱気はさらに上昇。クラウドサーファーも続出し、これに応えるようにバンドの演奏もさらにアグレッシヴさを増していった。そして観客の声援を耳にしたJESSEは「マジ、この声が聞きたくてライブやってんだよね」と笑みをこぼす。最後は「翼が欲しいなら、もっとデカい声で!」と叫び、グルーヴィーな“Thread & Needle”で30分にわたるステージを終えた。
この日最後のライブは、先日全国ツアーを終えたばかりのMIYAVI。この日は盟友BOBO(Dr)との2人編成によるステージで、最新アルバム『Fire Bird』からの楽曲を軸にしたダンサブルなセットリストを展開した。ステージ上を所狭しと動き回るMIYAVIは、BOBOが繰り出すビートに合わせてギターを自由自在にプレイ。またこの日はアルバム『Fire Bird』にゲスト参加したBONESのROSIEをステージに迎え、“Dim It”での共演も実現した。
フロアライクなダンスチューンに身を委ねるオーディエンスを前に、MIYAVIは「最後に一緒に飛びましょう!」と代表曲“What’s My Name?”を熱演して、今年の<Red Bull Live on the Road>を締めくくった。
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