Rega 10th Anniversary 4th Full Album『Rega』
フルストリーミング試聴&セルフライナーノーツ再執筆
Vol.1 [2016.11.25(金)-12.04(日)]
溢れ出る感情をむき出しに表現する凄まじいライブ・パフォーマンスで、もはやインストゥルメンタルバンドの枠組みを超えて各地の音好きを魅了するRega。そんなRegaが10周年を迎えるアニバーサリーの幕開け第一手として2017年1月25日(水)にリリースする、4thフルアルバム『Rega』の収録曲詳細とジャケット写真が公開された。
4thアルバム『Rega』ではバンド10周年を期に、四本晶(Gt)が加入する以前の初期音源『RONDORINA』、『million』から楽曲を厳選し、四本晶を含めた「現在の」Regaサウンドで再レコーディング。録音・アレンジは旧音源と違い、ライブバンドらしい生々しさやダイナミズムが意識されたものとなっている。
その他収録曲には、新曲となる“Wreck”や、四本晶加入後に初めて創られた、名曲と名高いCD未収録曲“Orange”も再録し収録。加えて、初期の代表曲“VIP”は再録後、O.N.O(THA BLUE HERB/STRUCT)」と、oma(REVITALIZED/STRUCT)によるリミックスを収録するなど、完全再録による10年間の歩みが詰まったといっていい、充実の内容となっている。
そして、本日11月25日(金)よりアルバムの収録曲順で10日間ごとに2曲ずつ、Soundcloudにてフルストリーミング試聴が開始! 当記事では、2008、2009年当時存在したメンバーによるセルフライナーノーツと、再録にあたって再執筆したセルフライナーノーツを、楽曲の試聴をしながら読んでいけるようになっている。10周年を迎えた現在、メンバーの楽曲に対する想いやプレイの変化も感じながら、曲がどのように成長していったかを楽しんでいただきたい!
11月25日(金)から、12月4日(日)は第一弾、1.“mexico”と2.“endoor”。
1. mexico
2008年当時
Upper Tune!! じりじりとした熱気とダンスする曲です。一貫してタイトでシビアでスリリング!! 男臭いベースラインと、軽快なループギターのアンサンブルが面白く必聴です。イントロからアウトロまで全て流れてノレる。曲が運んでくれる景色と空気を、熱気と共にジワジワこみ上げる感情を、そのまま放出して踊り狂ってください。
2016年11月現在
井出竜二(Gt)
この曲のギターリフが出来た時、爆笑しながら当時のマネージャーに「笑えるリフできたんですけどっ」って言った覚えがあります。マネージャーは「これだよ」って真顔で言ってました。タワーレコード限定シングル、デビュー曲。
あ、「弾いてみました!」 YouTubeいつも拝見しております。お勤めご苦労さんっす。再録はギュッとバンっ! 意識しました。ライブでやってる時はちょー運指って感じで、絡まりそうです。もっと精進します。はい。昔よりラフな弾き方になってたんですけど、最近はちゃんと置いていく意識で弾いております。割とマイブームす。最後メインリフに戻る手前、メロディーのタメが肝っすね。集中力切らさないで、俺!って感じでRECしてました。
四本晶(Gt)
昔からライブのセットリストに頻繁に組み込まれる、Regaの定番の一曲。
とにかく終始勢いのある曲だったが、年月を重ねる毎に縦のリズムを意識するようになり、イントロから重厚さを帯びて、素直に踊れるような曲に様変わりして行った。
ほぼコードのバッキングフレーズを担当。曲の中で景色を変えていく役割を担っているが、同じフレーズでもダイナミクスをつけたりして、以前より曲の奥行きや深みをつけられるよう、意識した。
終盤に一箇所、今回のアレンジとしてジャジーなコードをつけてみたが、意外と馴染みがよく、曲にハマったのが面白かった。
中盤、ギター二本でミュートのフレーズを音程違いでユニゾンするシーンがある。
Regaが持っている特有のハネたグルーヴを、ものすごく象徴しているシーン。あのハネのグルーヴを出せずに苦戦した思い出がある。Regaに入って最初に受けた洗礼の曲だったりもする。
青木昭信(Ba)
あれから10年。未だにメキシコに行ったことはない。ただ砂埃をあげてジリジリと踊るイメージは今も感じています。アッパーよりもどっしりしたビート感とミニマルさで踊る曲なのかな。客観的なRegaのイメージを代表する曲だなぁーと改めて感じますね。はい。
三宅隆文(Dr)
昔と比べると、ドラム的な一番の違いはスネアのピッチがかなり変わりました。まぁ今回の再録は全てそうなんですけど笑。ライブをやるにつれて段々テンポアップした曲です。再録するにあたって再度考えてテンポをある程度は落ち着かせました。落ち着かせてない所もあるけど……。
2. endoor
2009年当時
終わりと扉。前作<RONDORINA tour>を経て、名の通り「終わりの扉」を開き、新しい世界を見に行こうという曲です(*注:前収録アルバムでは1曲目)。イントロの疾走感ある幕開けからMillionの旅は始まります。軽快なドラムとベースが絡み全編に渡って奏でられる、爽やかで突き抜けるギターフレーズが聴き手の背中を押し、眠っていた冒険心をかき立てる。頭から開けた曲で中盤の展開もその情景をさらに深いものに導きます。テンポ感も気持ち良く、オープニングに相応しい、旅の出発、新しい幕開けを感じさせる曲です。regaがインストとなり、初めて作った曲のリメイクです。regaの初心が詰まった1曲。
2016年11月25日現在
井出竜二(Gt)
ライブをやり続けてきて曲って変化していくんですけど、その中でも一番変わってる曲かもしれませんね。なんで変わるんでしょうね? こういう風にアレンジしたらお客さんはどう反応してくれるかな?びっくりしてくれるかな?はたまたメンバーの事をドキドキさせたいなぁとか。
ステージ上で繰り広げられる駆け引き、それがどう作用するか、誰にもわからないんですね。うまくいった時はそれをまた更にアップデートしてみたくなったり。そんな感じで積み重なって、いまの形になっております。また変化するかもしれませんねぇ。
四本晶(Gt)
目の前の景色が劇的に目まぐるしく展開していく曲。
そんなシーン展開が非常に多い曲だが、ライブを重ねる毎に、バンド一体となって展開のダイナミクスをつけられるようになり、よりドラマチックな曲に進化して行った。
再録レコーディングでは、そんな増し増しのサーカス感を、バンドでしっかり表現させた演奏が出来たと思う。
中盤の静かになるシーン、何故かは知らないが、演奏中どうしてもお花畑が勝手に見えてくるので、自分なりにお花畑をイメージしたアレンジを加えている。
ひまわりとか、アネモネとかが見えてきたら、それが正解です。
青木昭信(Ba)
何かが終わって何かが始まる。その時にはかなりの労力を費やす。扉を蹴破って次に進むような。そんな暴力性を感じます。バンドでしか出せないグルーヴ、その最たる曲かと。ギターのうねりと散らかった構成。まぁ情緒不安定な曲なこと。誰にもコピーしきれない唯我独尊曲。
今こんな曲作れる気がしませんね。はい。
三宅隆文(Dr)
昔と比べて皆のアプローチがわりと変わった曲です。最後の展開に向けて走っていく感じです。突っ込みと尖りを意識して叩きました。綺麗じゃない8ビートが叩けてると思います。
EVENT INFORMATION
4thアルバム「Rega」リリースパーティー
Album Release Party「Rega 10th BIRTHDAY」
2017.01.13(金)
OPEN 18:30/START 19:00
梅田Shangri-La
ADV ¥3,000/DOOR ¥3,500(ドリンク代別途必要)
Guest:Sawagi
ぴあ(P:314-686)、ローソン(L:57763)、e+
2017.01.20(金)
OPEN 18:30/START 19:00
新代田FEVER
ADV ¥3,000/DOOR ¥3,500(ドリンク代別途必要)
ぴあ(P:314-309)、ローソン(L:74627)、e+
RELEASE INFORMATION
4thFull Album『Rega』
2017.01.25(水)リリース
Rega
¥2,300(+tax)
【収録曲】(全12曲)
1. mexico
2. endoor
3. Q
4. DOSEI
5. pingpong
6. Sunship
7. Dress
8. JOG
9. Orange
10. Wreck
11. VIP -O.N.O Remix-(THA BLUE HERB / STRUCT)
12. VIP –oma Remix-(REVITALIZED / STRUCT)
WDSR-001
WORDS Recordings
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