志田彩良が主演を務め、井浦新と父子共演することで話題の映画『かそけきサンカヨウ』。本作の主題歌として、本作のために崎山蒼志が書き下ろした“幽けき”を起用することが発表された。
崎山蒼志書き下ろし“幽けき”が主題歌の『かそけきサンカヨウ』が10月15日公開!
崎山蒼志は、「登場人物たちの会話などからもうかがえる 小さなすれ違いや、それでもちゃんと向き合っていく様と共に、それらの空気感をできるだけ溢さないような、すっとでてくる音を言葉を待つように曲を制作しました」とコメントしている。また元々、崎山のファンでもあった主演の志田は「主題歌が崎山さんだという嬉しさで全身がゾクゾクして、劇場の明かりがついた瞬間、隣で見ていた鈴鹿央士くんと2人して大興奮でした!!」と喜びを表し、今泉監督も「もともと大好きだった崎山蒼志さんが主題歌を書き下ろしてくれることになり、この映画にどんな歌を添えてくれるのかとても楽しみに待っていまし た。そしてそれはそれはすてきな歌が生まれました」とコメントを寄せている。
映画は、家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽の葛藤と成⻑が、同級生・陸との恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情を交えて描かれており、主人公の国木田陽を志田が、陽をやさしく見守る父親・直を井浦新が演じている。主人公・陽が家族について悩みながら成⻑していく姿を丁寧に映像化した作品となっている。
映画とあわせて、崎山蒼志の優しく包み込んでくれる歌声を是非劇場で体感して欲しい。
試写会で初めて完成した作品を観た時、エンドロールでこの曲が流れた瞬間に主題歌が崎山さんだという嬉しさで全身がゾクゾクして、劇場の明かりがついた瞬間、隣で見ていた鈴鹿央士くんと2人して大興奮でした!!
透明な物語が少しずつ色づいていき、最後に崎山さんの歌声と奏でる音が優しく包み込んでくれる事によってようやく完成する。エンドロールまでが一つの作品なんだと強く感じました。
皆さんにお届けできる日が待ち遠しいです。
是非エンドロールまでお楽しみ下さい!
志田彩良 コメント
もともと大好きだった崎山蒼志さんが主題歌を書き下ろしてくれることになり、この映画にどんな歌 を添えてくれるのかとても楽しみに待っていました。そしてそれはそれはすてきな歌が生まれました。
ふと口ずさんでしまう歌。暖かくも寂しい歌。そして声。その揺れ。
初号試写でエンドロールが流れた時、主題歌を誰が担当しているか知らなかった主演の志田彩良さん と鈴鹿央士さんが、その歌声を聞いて、クレジットが流れる前に、ともに(え!?崎山蒼志!?)という反応をしていたのがとても微笑ましかったです。
私たちがそうであったように、この映画をみた方々が崎山さんの歌声とともにこの映画を記憶してく れたらこれほど嬉しいことはありません。
崎山さん、ありがとうございました。
みなさま、お楽しみに。
今泉力哉監督コメント
この度、映画「かそけきサンカヨウ」に曲を書き下ろしました。ワンカットワンカット、どこか儚さがあって、それでいて陰影がはっきりしている、輪郭のある映像が心地よく、正に普段私たちが生活する日常の機微を映画的に、映画の中に落とし込んだような空気感が素晴らしいです。登場人物たちの会話などからもうかがえる小さなすれ違いや、それでもちゃんと向き合っていく様と共に、それらの空気感をできるだけ溢さないような、すっとでてくる音を言葉を待つように曲を制作しました。 監督、演者の皆様、関係者の皆様、有難うございます。 そして、これを見ている皆様、ぜひお楽しみに!
崎山蒼志コメント
INFORMATION
かそけきサンカヨウ
2021年10月15日よりテアトル新宿ほか全国公開!
出演:志田彩良/鈴鹿央士/井浦 新
監督:今泉力哉
原作:窪美澄『水やり いつも深夜だけど』(角川文庫刊)所収「かそけきサンカヨウ」
脚本:澤井香織 今泉力哉
音楽:ゲイリー芦屋