一昨年大盛況に終わった写真展が再び！＜ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール･ライター＞開催決定

2017年、Bunkamuraザ・ミュージアムで日本初の回顧展を開催し、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。その回顧展が2020年、再び帰ってくる。

＜写真家ソール･ライター展Ⅱ＞開催決定！

1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍しながら、1980年代に商業写真から退き、表舞台から姿を消したソール・ライターが一気に忘却の世界から引きずり出されるきっかけは、2006年ドイツの出版社シュタイデル社から刊行された写真集『Early Color』。当時すでに83歳になっていた彼の作品は世界の写真界に衝撃を与え、これを皮切りに世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が行われ、さらにはドキュメンタリー映画が公開された。

一昨年大盛況に終わった写真展が再び！＜ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール･ライター＞開催決定 art190616_saulleiter_1 — ソール・ライター《無題》撮影年不詳、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation

一昨年大盛況に終わった写真展が再び！＜ニューヨークが生んだ伝説の写真家永遠のソール･ライター＞開催決定 art190616_saulleiter_4 — ソール・ライター《窓》1957年、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation

天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれた彼。約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなく世を去った写真家の「発掘作業」は、ソール・ライター財団により現在進行形で続けられている。

本展は、前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料を通して、ソール・ライターのさらに知られざる一面を紐解き、その魅力に迫る内容に。彼の魅力に取り憑かれた人たちは数知れず。前回訪れることができなかったという方も、ぜひ今回はお見逃しのなきよう。