時代を超えて愛され続ける歌手・松田聖子。今年もコンサートツアー<My Favorite Singles & Best Songs>がスタートしており、日本武道館、さいたまスーパーアリーナ、大阪城ホールなどが熱いファンで埋め尽くされている。
デビュー40周年を越えて輝き続ける松田聖子は、一体どのように誕生したのか。唯一無二の歌声を見出し、16歳の少女が社会現象になるまで支え続けたプロデューサー・若松宗雄による初の著書『松田聖子の誕生』が2022年7月19日(火)に新潮社より発売される。
本邦初公開のカセットテープなどの貴重な資料から稀代の歌手を読み解く
「すごい声を見つけてしまった」。一本のカセットテープから流れる歌声が、松田聖子の始まりだった。 芸能界入りに強く反対する父親、難航するプロダクション探しや決まらないデビューなどの相次ぐハードルを、彼女は独特の魅力を武器に鮮やかにとび越えていく。
地方オーディションに夢を託した「他の誰にも似ていない」16歳の少女が、やがて社会現象になるまで。間近で支え続けた伝説のプロデューサーが初めて明かす。
『松田聖子の誕生』では、本邦初公開となるカセットテープの存在に加え、上京前の聖子から届いた6通の手紙など、デビュー前夜の秘話も明かしながら「聖子」の物語が語られる。
巻末には若松がプロデュースした1stアルバム『SQUALL』から15thアルバム『Citron』まで、その間のシングルについての解説と楽曲制作についてのエピソードが添えられている。稀代の歌手の知られざる過去を、貴重な証言とともに詳らかにする一冊だ。ぜひ手にとってほしい。