4月8日(月)から20日(土)まで都内各所で行われるレッドブルの都市型音楽フェス<Red Bull Music Festival Tokyo 2019>の初日に、オランダ在住のイラン人女性シンガー/プロデューサー、Sevdaliza(セヴダリザ)が登場する。
Sevdaliza
Sevdalizaの名前は日本ではあまり知られていないが、海外メディアでは2017年に「Dazed」マガジンが次世代のクリエイター100人をノミネートする「DAZED 100」で彼女を選出したり、「i-D」「FACT」など感度の高いメディアで高評価を受けるなど、今世界で注目の女性アーティストの1人。
2016年のRed Bull Music Academy卒業生でもある彼女の音楽は、エレクトロニック、パンク、トリップホップ、グライム、アバンギャルドなどさまざまなジャンルで表現され、ときにポーティスヘッド、ビョーク、FKAツイッグスと比較評価されることからも、彼女への注目度の高さが伺えるだろう。
政治的、哲学的な疑問を投げかけるリリックと彼女のハスキーヴォイスが作り出す緊張感は、聴く者を徐々に混沌としたクライマックスへと導く、独特の世界観がある。
2017年にリリースされたデビューアルバム『ISON』は世界中の音楽メディアが絶賛。ミュージックビデオにおいてもインパクトのあるヴィジュアル的なアプローチが全世界に衝撃を与え、馬を思わせる脚で二足立ちするSevdalizaが、男性たちの前で妖艶なダンスを披露する“HUMAN”はYouTubeで1,500万回再生以上を記録している。
SEVDALIZA – HUMAN
5歳の時に政治難民としてイランからオランダへと移り住んだ彼女は、音楽シーンのみならず、その妖艶な容姿と美しく健康的な肉体美がファッションブランド Y/PROJECT(Y/プロジェクト)の目に留まり、2019年秋冬ウィメンズコレクションではランウェイデビュー。またGivenchy(ジバンシー)のパーティでもパフォーマンスを披露するなど、ファッション界からも熱い視線を注がれている。
ストーリー性と芸術性に溢れたステージに
そんな彼女が今回『Sevdaliza’s The Great Hope Design』と銘打ち、初来日で披露するステージは、キーボード、ドラム、チェロ、コンテンポラリーダンサーを招き、自らヴィジュアルやライティングなど舞台演出にも徹底的にこだわるなど、単なるコンサートに留まらない、ストーリー性と芸術性に溢れた「舞台」ともいえるパフォーマンス。
数々の現代美術展やデザイン展覧会、演劇、ダンスを開催してきた東京を代表する文化施設 Spiral Hallは、Sevdalizaの初来日公演を行うにあたって、これ以上ないほどふさわしい場所となるだろう。
EVENT INFORMATION
Sevdaliza’s The Great Hope Design
2019.04.08(月)
OPEN 19:00 START 20:00
Spiral Hall Spiral 3F(青山)
¥2,500
Sevdaliza
EVENT INFORMATION
RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2019
2019.04.08 (月)〜20(土)
都内各所