音楽情報サイト「MUSIC LIFE CLUB」では特設追悼コーナーとして『志村けんが愛したブラック・ミュージック』が設けられ、かつて志村けんが執筆していたレコード評が隔週金曜に再掲載されている。この度、音楽&カルチャー雑誌『jam』の1980年9月号に掲載されていた同氏のインタビューが、7月10日(金)12:00に再掲載されることに。
志村けんのインタビューがMUSIC LIFE CLUBにて再掲載決定
これまで再掲載されたプリンス(Prince)の『愛のペガサス』、ジャクソンズ(Jacksons)の『トライアンフ』、チャカ・カーン(Chaka Khan)『ノーティ(じゃじゃ馬馴らし)』などのレコード評が多方面から注目を集めている中で次回公開されるのは、志村けんのお笑い界における仕事と音楽の結びつき、そして音楽へ対する想いなどが語られた貴重なインタビューだ。
また今回の発表に伴い、掲載記事からの抜粋が一部到着した。その内容を読みながら、公開を是非楽しみにしてほしい。
僕たちの仕事にはテンポっていうものが大切なんだけど、それは音楽から得るところが多いよ。
ーー現在の仕事と音楽が趣味であることの結びつきには?
直接には結びついてないかもしれないけど、自然と舞台の上の会話とかテンポなどにでてきますね。ドリフのメンバーも元バンド・マンだったから、そういう面では、テンポとかリズム感が合いますよ
ーー思い出深い楽曲は?
オーティス・レディングの“セキュリティ”は妙に思い出に残ってる曲ですね。特にソウルに凝り始めたキッカケはオーティス・レディングが最初ですね。まぁ、一時、付き人辞めてスナックをやってたことがあるんですけど、そこのジューク・ボックスの中にその曲が入っていてね。朝、掃除する時から、その曲ばっかり聴いていましたヨ。
ーーソウルに魅かれるのはどんなところですか?
今もそうですけど、最初はスローな曲が好きだったんですヨ。黒人の、あの叫ぶ声が良くてね。でも一日の雰囲気によって聴き分けています。朝なんてファンキーなのを聴いたり、酒飲む時はスローなのを聴いたりね。