音楽活動のみならず、写真の個展を行うなど幅広い活動を見せるアーティスト・珠 鈴。この度、彼女のデジタルシングル“生命”と“点の世界”が同時リリースされ、各楽曲についての本人コメントも到着した。
珠 鈴、自身も出演する映画『アポトーシス』の劇中歌“生命”をリリース!
今回リリースされた楽曲“生命”は、音楽と映画のコラボ映画祭<MOOSIC LAB[JOINT]2020-2021>のコンペティションへの参加作品である、橋本根大監督の映画『アポトーシス』の劇中歌となっている。作詞は珠 鈴、サウンドプロデュースはCity Your CityのTPSOUNDが担当。ジャケットのアートワークはイラストレーター・mironの描き下ろしによるものだ。
なお、珠 鈴は崎原中役として映画『アポトーシス』に出演し、劇中でも本楽曲を歌っている。合わせて公開されたMVの監督も橋本根大が手掛けており、映画とリンクした作風を楽しめる。『アポトーシス』は3月よりK’s cinemaとUPLINK吉祥寺にて公開予定なので、こちらも是非チェックしてほしい。
“生命”
映画『アポトーシス』で、私が演じた崎原中という人物が私自身に教えてくれたことを歌詞にしてみた曲です。
誰しも自分の生きる意味を探しながら、日々過ごしていると思います。そこに向かって全力で走っている人もいれば、上手くいかず悩んでいる人もいます。
でも、崎原中は生きていることに理由なんていらないと言います。
私自身そう思った事が無かったので、こんな考えもあるんだ。と教えてもらいました。
生き方に正解は無いですが、この曲を通して一つ新しい気持ちを覚えてもらえたら嬉しいです。
“点の世界”
皆さんには、知らない方が良かったことや
本当のことでも言わないで欲しかったな。と思うことはありますか?
気付いていなかったり、忘れていることもあるとは思いますが、誰もがそのような感情を抱いた事があるのかな、と思います。
そして、生きているだけである程度のルールになんとなく従って行くのが人間なのかなとも思います。
ですが、この曲の主人公はそんなものを気にせずに生きています。生まれた時のまま。
何も知らず、何も気にせず生きることは
羨ましくもあり、怖いことです。
なので、この主人公はこの曲の中だけで生きています。ぜひ覗いてみてください。
珠 鈴
「好きに生きよう好きに生きよう ただそれだけでいいんだよ」“生命”の中で何度も使われるフレーズです。その言葉には希望や楽しさは感じられず、かといってマイナス的なイメージも持ちませんでした。人間が作り出してきた「意味」から外れた側からの言葉のように思えました。生きる価値を求め、色々な側面で考えなければいけなくなってしまった世の中から生まれる音楽とはまるでかけ離れた歌。
この歌を聴いて呼吸が軽くなる人がいると思います。
ただ流れる川のようにこの歌は流れます。
そんな歌を「記憶」として映像で伝えたいと思いました。この瞬間の珠鈴さんをいつまでも残せるように。そんな思いでこちらの映像を作りました。
橋本根大
珠 鈴「生命」Music Video
INFORMATION
アポトーシス
上映スケジュール
2021.03.03(木)、03.10(水)18:30〜 K’s cinema
2021.03.18(木)、03.26(金)18:00〜 UPLINK吉祥寺
2021.04.07(水)、04.14(水)19:00〜 K’s cinema
出演:諏訪珠理、珠鈴、田中真琴、藤田晃輔、田中爽一郎、佐咲日菜、朝木ちひろ、井口翔登、ゆもとちえみ、百合子、辻夏樹、瀬名マキシ、松川遥菜、小倉直人、田中陸
監督・脚本・編集:橋本根大|音楽:珠鈴|撮影:神代海央|照明:鈴木涼太|録音:北野愛有|助監督:菊池諒|ヘアメイク:浅井虹帆|制作:鈴木彩音