<FUJI ROCK FESTIVAL’16>
2016.07.22(FRI)
Sigur Rós@GREEN STAGE
今年記念すべき20回目の開催を迎えた<フジロック>。
暗闇に包まれた初日の苗場、ヘッドライナーにシガー・ロスが帰還!
シガー・ロスが<フジロック>に参加するのは2005年以降2回目。今回もどのようなステージになるのかと期待に胸を膨らませていると、時間は夜21時グリーンステージの客電が落ち一曲目”Óveður”が流れる。3人が登場し演奏が始まっていくのだが舞台正面には大きなスクリーンが設置されており、映像や照明が投影されそのスクリーン越しに3人が演奏している姿がシルエットとして浮かびあがっている。ヨンシーが弓を使用しギターを奏でているのがスクリーン越しに浮かび、その演奏姿に観客も目を反らさずじっとステージを見つめていた。
続けて“Starálfur”、“Sæglópur”と新旧の楽曲を交互に演奏していくと、ここで今までステージ上にあったスクリーンは上がり、メンバーの姿や全貌が見えるようになる。ここからは演奏と映像がリアルタイムで連動しさらに美しく幻想的な世界観を演出していた。“Festival”や“Kveikur”などヨンシーの繊細な歌声と極太の音圧で、最後の最後まで“完璧”以外の言葉が見つからないほどだった。
本編終了後にはアイスランド語で『ありがとう』という意味の「takk」という言葉をモニターに表示しメンバーが再登場。演奏こそないものの何度も深いお辞儀をし帰って行った。それに応えるように湧き上がるオーディエンスの大きな歓声と鳴りやまない拍手。一分の隙もない計算し尽くされたステージを披露したシガー・ロス、またすぐに彼らの演奏を観ることが出来るのを願うばかりだ。
SETLIST
1. Óveður
2. Starálfur
3. Sæglópur
4. Glósóli
5. Vaka
6. Ný Batterí
7. E-Bow
8. Festival
9. Yfirborð
10. Kveikur
11. Hafsól
12. Popplagið
RELEASE INFORMATION
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text by Qetic
photo by 横山マサト