2018年ベストトラックをインディ・ロック・パーティー<SCHOOL IN LONDON>を主催するDJ村田タケルにセレクトしてもらった。

Indie Rock
Top 10 Tracks of 2018

IDLES / Danny Nedelko

「一歩間違えたらダサい」みたいな言葉はたまにあるけどIDLESの場合は「一歩間違えてめちゃくちゃかっこよくなってしまった」という所感。今年たまたま実現できたロンドン旅行中にタイミング良く現地で見えたバンド。ロンドンでは既にトップバンドと言えるほどの人気があり、現地の熱は凄まじいものがあった。

Publique / Suppression

オーストラリア・メルボルンのポストパンクバンド。Joy Divisionにも通じるエッジの効いたビートと低い歌声。絶望と破壊。衝動と革新。紹介している中でも最も知名度が低いバンドだと思うが、だからこそのロマンを。是非聴いてみて欲しい。

Fontaines D.C. / Too Real

アイルランド・ダブリンから少しずつ頭角を現し始めている新星。今年がShameなら来年はFontaines D.C.と断言。仲の良いレコード屋さんにも来年はこのバンドが来るのでフィジカルが出たら買い付けてくださいと交渉。

Sorry / 2 Down 2 Dance

今年Spotifyで一番聴いてた曲はSorryのこの曲だった。最高の名曲でありながら、イントロ部分の音量が小さくてDJでどう使おうか悩みまくった曲でもある。Fontaines D.Cと並び来年フルアルバムを最も待望しているバンド。

Caroline Rose / Money

今年出たアルバムの傑作っぷりよ。『Loner=一匹狼』というタイトルとスポーツウェアを身に纏いタバコを20本近く加えたCaroline Rose嬢のジャケット個人的には今年一番印象に残るジャケットの1枚だった。全編傑作のアルバムで特に好きだった1曲。Goat Girlとも共鳴できるロックナンバー。

slowthai / Doorman

イギリス・ノーザンプトン出身のラッパー。Mura Masaプロデュースのこの作品はポストパンク調に仕上げられ「Mura Masaってほんと粋な奴!」って個人的に大興奮。

Turtlenecked / Friends, Romans, Countryboyz

ぶっ飛んでいて、面白いバンド。知り合いにいたらめちゃくちゃめんどくさそう。常にナックルボールしか投げません。そんなバンドはThe GardenとTurtleneckedが思いつく。この曲、Blurの名曲“Girls And Boys”とロングミックスしてDJでよく使った。今年DJで使い最も手応えのあった曲の1つ。

Wicca Phase Springs Eternal / Stress (feat. Georgia Maq)

Bearwearのイシマルくんのインスタのストーリーで知った曲。エモトラップ。正直ヒップホップにもエモにも強くない自分がこの曲に大興奮できる理由って何だろうな。DJとして選曲を考える中で少しずつ解明していこう。

George Clanton / Make It Forever

ユースカルチャーの醍醐味はそのセンスを享受できる人”だけ”が最高にエキサイトできる一種の儚さによって成り立っている。おれたちのパーティーバイブスは孤独とキャッチーさ。儚いけど永遠を感じられる。Make It Forever。

Negative Gemini / Bad Baby

シンセ音に包まれる感覚はエレクトロというよりもシューゲイザーに似ている。だからこそNegative Gemini嬢に「Bad Baby」と連呼されたシューゲオタク共はさぞ歓喜の涙を流すであろう。足元だけをみた無責任な自己保身に走らず、少しずつ目線を上げていこう。

インディーロックパーティーとしての<School In London(以下、SIL)>がプレゼンテーションしたい音楽をということで改めて今年のベストソングを選びました。主要な海外音楽メディアのそれとは共通項がありつつも、<SIL>らしいベストを選ぶことができたと思います。<SIL>は一言で“次の日レコ屋に行きたくなるDJパーティー”といつも紹介しています。新旧バランスが良く、筋の通った選曲の中に新しい音楽的出会いができるパーティーとして活動中です。東京では代々木Spincoaster Music Barや恵比寿Baticaで、関西でも年に数回の開催をしています。もしこの記事を読んで気になった方は是非とも遊びに来てください!

coment by 村田タケルTwitter / Tumblr

SCHOOL IN LONDON
2018 PLAYLIST

<SIL>のDJである村田タケルと遠藤孝行、そしてスタッフがセレクトした2018年ベストトラック30選もチェック必須。


EVENT INFORMATION

<東京開催>
School In London 忘年会SP!

Qetic推薦・インディロックDJによる2018年ベストトラック10選 sil_03-1200x811

2018.12.30(日)
START 18:00 / CLOSE 23:00
Spincoaster Music Bar
¥2000(2D込)
※エントランスでの学生証提示で¥500off
DJ: 村田タケル / 遠藤孝行(Ajam)
Guest VJ: ヨシノトモエ(Radiohead Night)
※先着20名様にThe 1975をモチーフにしたフライヤーポスタープレゼント!
※当日のSILの収入から諸経費を引いた金額とドリンク1杯につき50円をSpincoasterと協働で日本財団の災害復興支援特別基金 に寄付します。2018年は西日本での豪雨や北海道での地震など自然災害が多い年でもありました。被災地に対して少しでも助けになれたらと思い、この企画を今回行います。

<大阪開催>
School In London × Parklife

Qetic推薦・インディロックDJによる2018年ベストトラック10選 sil02-1200x848

2019.02.10(日)
START 17:00 / CLOSE 23:00
南堀江Socore Factory
adv ¥2500円 / door ¥3000円(1D込)
※エントランスでの学生証提示で¥500off
【DJ】
SCHOOL IN LONDOL:村田タケル / 遠藤孝行
Parklife:樹里 / Ryusei
【Live】
Mississippi Khaki Hair
No Buses
Jan flu
【Food】
Dreaming Holiday
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