<FUJI ROCK FESTIVAL(以下、フジロック)>などを主催するコンサートプロモーター・SMASH。今回、SMASHの若手スタッフによるTwitterアカウント「デイリーSMASH」とニュースメディア・Qeticによるコラボプレイリスト企画第五弾が公開! SMASHのセレクターが毎月テーマを変えてプレイリストをアップ。そして、Qeticではプレイリストと連動した連載記事を作成、プレイリストのテーマに沿った内容が深掘りでき、どちらからでも2度楽しめる内容に。
SMASH × Qeticコラボプレイリストの第五弾はROOKIE A GO-GO特集!
2021年8月20日〜22日にかけて開催された<フジロック’21>。今回のコラボプレイリストは、登竜門ステージROOKIE A GO-GOに出演した9組を中心にセレクト。本記事では、実際にステージを見たスタッフによるコメントを紹介。先日公開となったフジロック公式YouTubeの動画とともにぜひチェックしてほしい。
また、Qeticでは<フジロック’21>開催前にROOKIE A GO-GO出演の9組にメールインタビューを実施した。彼らの活動や<フジロック>への意気込みなどを伺った記事もぜひご覧あれ。
全体を通して
今回、<フジロック’21>のROOKIE A GO-GO STAGEに出演した9組のアーティストを特集。出演した全9組のステージを見たスタッフが各アーティストのお気に入り曲をセレクトしました。残念ながらSpotifyで解禁されていないアーティストも数組ありますが、先日フジロックの公式YouTubeチャンネルにアップされた動画とあわせてぜひチェックを! この9組の中から来年の<FUJI ROCK FESTIVAL’22>に出演するアーティストが決定します!
TAMIW
Vo. tamiが「ずっと一緒に音楽をやりたい人」を基準にメンバーを少しずつ集めて結成。10月10日には大阪のサーキットイベント<MINAMI WHEEL 2021>に出演。<フジロック’21>では、ROOKIE A GO-GO STAGEのオープニングを見事に務め上げた。屋外でのパフォーマンスも素晴らしかったですが、屋内のライブハウスでのパフォーマンスも気になりました。ライブでは音源と違ったアレンジも試みているので、気になった方はぜひライブにも足を運んでみてほしいです。
Sound’s Deli
東京を拠点に活動する5MCヒップホップ・コレクティヴ・Sound’s Deli。1曲目からオーディエンスを巻き込み、Sound’s Deliの「We keep delivering delight and delicious sounds – デリシャスなサウンドと喜びを届け続ける」というコンセプト通り、デリシャスなサウンドと喜びを届けていました。今年8月18日には1stアルバム『MADE IN TOKYO BANG』が発売されています。
Haiki
ROOKIE A GO-GO出演前にメンバーの脱退が発表され、今年8月9日にラストライブを行いましたが、<フジロック’21>への出演が決定し、ROOKIE A GO-GOが正真正銘の現体制ラストライブとなりました。ラストライブということと相まって、Haikiの真っ直ぐな歌詞とメロディがより突き刺さるパフォーマンスでした。ぜひYouTubeをチェックしてほしいです。
SEAPOOL
徳島出身で大阪を拠点に活動する「Japanese hardcore nostalgic experimental grunge punk band」。プレイリストにも入っている“素描”は2020年の3月にFM802『MIDNIGHT GARAGE』にて番組内ヘビーローテーション「推しモン」にもなっています。大阪では自主企画も開催するなど、精力的に活動中です。
Acidclank
大阪出身のトラックメイカー・シンガーソングライターでもあるYota Moriによるソロプロジェクト。ROOKIE A GO-GOではサポートメンバーを入れてバンド編成での出演でした。「バンド編成だと海外のバンドっぽいと言われるので、そっちに振り切って演奏する」とのことで、宣言通りで音源とのギャップがとても印象的でした。初日に出演したTAMIW同様、屋内でのパフォーマンスも気になります。
MELT4
東京出身の「日本一まっすぐなメタルバンド」。ROOKIE A GO-GOでは、平均年齢24歳とは思えない圧巻のパフォーマンスでした。今回、唯一のヘヴィメタル枠でしたが、オーディエンスの心をがっちり掴んでいた印象でした。今年5月にYouTubeにてSHEENA & ROKKETS“レモンティー”のカバーを投稿し話題となっているので、そちらも要チェックです。
ELL
群馬を拠点とする3人組。ループステーションによって創り出した楽曲にドラムがグルーヴを、ボーカルが魂を吹き込む独自のスタイルがとても印象的でした。Spotifyでは楽曲解禁していないため、プレイリストには入れられず非常に残念でした。YouTubeではDemo音源がアップされているので気になった方は要チェックです!
STAP Sigh Boys
「もともと1970年の大阪万博アイルランド館で働くため来日しましたが、東京の築地市場に行った際に冷凍庫に閉じ込められてしまい、豊洲に移転した時にようやく発見された」という謎のアーティスト。
ROOKIE A GO-GOが初ライブということでしたが、視覚的にもこだわったステージパフォーマンスと、爽やかな楽曲はアーティスト名と経歴からは全く想像できず、良い意味で期待を裏切られたステージでした。こちらもSpotifyでは解禁されていないので、フジロック公式YouTubeの動画をチェックしてみてください。
Ms. Machine
東京を中心に活動する3人組。メンバーそれぞれが音楽活動やDJを行っており、Vo.SAIはモデルやライターとしても活躍中。ROOKIE A GO-GO出演者の中で、唯一雨の中でのパフォーマンスでしたが、楽曲の雰囲気と相まって、一瞬で彼女たちの世界観に引き込まれ、印象に残るパフォーマンスでした。
ROOKIE A GO-GOでは、今年の出場者のなかから投票により来年のフジロックへの出場権を獲得できる。第1次となった現地投票は終了しているものの、来年には第2次となるWEB投票が実施される。過去にはCHAI、草田一駿などがメインステージへの切符を手に入れ、パフォーマンスを披露した。今年もハイクオリティなラインナップとなったROOKIE A GO-GOを今後もお見逃しなく!