京都にある寺社とアーティストのコラボにより、そこでしか聴けない音楽の体験を提供する音楽作品『SOUND TRIP』の第2弾として、妙心寺の退蔵院隨心院神護寺西明寺仁和寺の5つのお寺と提携した音楽作品がリリースされた。

『SOUND TRIP』に青葉市子、蓮沼執太、U-zhaanらが参加!

妙心寺・退蔵院の音楽は、副住職・松山大耕の枯山水の庭で砂を引く音と、そこに流れる風の音などを組み合わせたアンビエント作品をChihei Hatakeyamaが制作。隨心院の音楽はharuka nakamuraが担当しており、「もし小野小町の物語にテーマソングがあったらどんな音楽なのか?」、「悲しい結末と笑える結末の二つの物語ではどんな音楽になるだろうか?」といったテーマに基づいた2つの作品が登場した。

青葉市子、蓮沼執太、U-zhaan、haruka nakamura、Chihei Hatakeyamaらが参加!音楽作品『SOUND TRIP』の第2弾がリリース music210107_sound-trip_4-1920x1280
Chihei Hatakeyama
青葉市子、蓮沼執太、U-zhaan、haruka nakamura、Chihei Hatakeyamaらが参加!音楽作品『SOUND TRIP』の第2弾がリリース music210107_sound-trip_1-1920x1280
haruka nakamura

また神護寺/西明寺の音楽は、青葉市子がそれぞれのお寺の音を収録して制作。お寺の床が軋む音や、自然豊かな三尾の山風/川の音などが用いられた2曲が発表された。そして仁和寺の音楽にはU-zhaan蓮沼執太が参加しており、お経や風、砂利、水の中の音など、あらゆる音が使用されている。

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青葉市子
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U-zhaan/蓮沼執太

これらの音楽作品は、お寺の指定の場所で体験料を支払うことで楽しむことができる。なお第2弾となる今回からは、それぞれの社寺の音楽を、訪れた人だけが持ち帰られるサービスがスタートした。各所の受付で専用のQRコードを購入し、それを読み取ることで音楽をお土産にすることができる。『SOUND TRIP』第3弾の作品も是非お楽しみに!

『SOUND TRIP』
 
コンセプト:
いま、ここでしか聴けない体験を。
スマホをひらけば、いつでも好きな場所で音楽を聴ける。でもその場所で聞くから、体験が変わることがある。どこでもいいわけじゃない。たとえば旅先で、その地に昔から伝わる民謡を発見したとき。あるいは、その土地について語られた歌に出会ったとき。それはあなたの旅のテーマソングとなり、ともに旅をする。そしてその音を聴くたびに、あの旅の感動がよみがえる。サウンドトリップは、アーティストがその地にまつわる音を使い、そこでしか体験できない「物語のある音楽」をつくるプロジェクト。これは、音楽を聴くことで旅の体験をふくらませる実験だ。どれもその地に関わりある音を使った、そこで体験することに味のある音楽。それも寺社を中心に展開している。当時、最先端で活躍していたアーティストの狩野永徳や長谷川等伯の作品がお寺で展示されていたように、寺社は文化サロンであり、伝統とは前衛の積み重ねだから。これをとっかかりにどうか、この地の物語を探ってほしい。なによりこの音楽が、あなたのこのたびの旅のテーマソングになることを願って。
 
第2弾メンバー:
妙心寺 退蔵院:Chihei Hatakeyama
隨心院:Haruka Nakamura
神護寺、西明寺:青葉市子
仁和寺:U-zhaan&蓮沼執太
企画ディレクター:安澤太郎
デザイナー:太田開
カメラマン:本間寛 他
代表:成瀬勇輝

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青葉市子、蓮沼執太、U-zhaan、haruka nakamura、Chihei Hatakeyamaらが参加!音楽作品『SOUND TRIP』の第2弾がリリース music210107_sound-trip_3-1920x1280

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