京都にある寺社とアーティストを組み合わせ、そこでしか聴けない音楽の体験を提供する「SOUND TRIP」の第3弾が、さらに2寺からリリースされることに。今回は、智積院と浄住寺で、原 摩利彦AOKI takamasaらが参加している。

「SOUND TRIP」第3弾に原 摩利彦、AOKI takamasaらが参加

5月11日にリリースとなった「SOUND TRIP」第3弾では、智積院浄住寺の2つのお寺と提携した作品。智積院のアーティストに、原 摩利彦。浄住寺のアーティストには、AOKI takamasaが参加。それぞれその寺社で流れる音、たとえば水の音や鳥の鳴き声、風に揺れる鐘の音などを収録し、その音を使いながらそこに行かないと聴けない音楽体験を制作した。訪れる参拝者は、指定の場所で体験料を支払うことで、音楽を聴くことができる。

第3弾からは周遊パスポートが販売され、それぞれの社寺の音楽はパスポートを購入すれば無料で聴き放題になるものも。さらに自宅でも音楽を持ち帰れるお土産カードもそれぞれのお寺で手に入る。なお、パスポートは提携している各寺社、そして京都駅にある観光案内所である京なびで販売中だ。

京都にある寺社とアーティストが生み出す、新たな音楽体験「SOUND TRIP」第3弾に原 摩利彦、AOKI takamasaらが参加 music220527_sound-trip-02

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智積院、浄住寺で音楽の旅

智積院は、一時は800人を超える学僧がここで生活していた。そして、現代でも修行道場としての役割を保っている。金堂では日々智積院の僧侶がお経をあげ、修行に励む。ここでのSOUND TRIPの音楽体験は、金堂のお勤めからはじまる。お経の声や、修行僧が歩いている足音、境内に集まる鳥たちの鳴き声、そしてお寺の近くを走る交通の音。あらゆる音の交わりが組み合わさった音楽が完成した。そして、浄住寺のSOUND TRIPは、心をととのえてから聞いてほしい音楽。浄住寺にある音を拾い集めてつくった、瞑想体験のできるサウンドメディテーションだ。

また引き続き、SOUND TRIP第1弾及び第2弾でリリースしているアーティストの音楽作品もそれぞれの寺社で体験が可能。今後は、京都の社寺を中心に提携しながら日本各地へと広がっていく予定だ。当時、最先端で活躍していたアーティストの狩野永徳や長谷川等伯の作品がお寺や神社で展示されていたように、日本の寺社で新しい音の体験を世界中のアーティストとともに制作され、第4弾でも、さらに多くのアーティスト、寺社と提携して発表する予定となっているので、ぜひチェックしてほしい。

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SOUND TRIP第三弾メンバー】
智積院アーティスト:原摩利彦
浄住寺アーティスト:AOKI Takamasa
企画ディレクター:安澤 太郎
デザイナー:太田 開
カメラマン:本間 寛 他
代表:成瀬 勇輝

公式ホームページ