スクイッドSQUID)が、2月7日リリースの最新アルバム『Cowards』より日本での経験にインスパイアされた新曲「Building 650」をリリースした。

スクイッド、日本での経験にインスパイアされた新曲「Building 650」リリース& MV公開 SQUID-by-Harrison-Fishman-2024-original_3000-1920x2897

この曲は、僕たちが初めて日本を訪れた時の経験にインスパイアされた曲だ。2022年にサマーソニックフェスティバルに出演するため日本に行ったんだけど、運良く、COVIDの渡航制限が解除された2日後に出演が決まったんだ。そのおかげで、東京でほとんど観光客がいない状況に自分たちがいるような気がした。飛行機の中では、村上龍の『イン・ザ・ミソスープ』を読んで、興奮のあまり『ロスト・イン・トランスレーション』を観たりしていた。その後、この経験を基に、日本を訪れるアウトサイダーとして感じたことを書こうと決めたんだ。特に、自分の国とは全く違う国を訪れるときに感じる、特有の孤独感についてね。この孤独感は、東京では特に強調されていると思う。表面上は慌ただしく、人が溢れているように見えるけれど、耳を澄ませてみると、不気味なほど静かなんだ。

Ollie Judge

同曲は、1stシングル「Crispy Skin」に続く2ndシングルで、日本で撮影されたミュージックビデオも併せて公開された。

Squid – Building 650 (Official Video)

ミュージックビデオは、長年のコラボレーターであるFelix Geenが監督を務め、日本のDaisuke HasegawaKuya Tatsujoと共に制作されている。渋谷のソニー・ビジョンでも放映中だ。

この脚本では、小説(『イン・ザ・ミソスープ』)からのインスピレーションに加え、現代の日本のシーンも取り入れる必要があると感じた。テクノロジーの波が圧倒的で、人との関わりを求める恐怖感が街を包み込んでいる。その中で、必死に生きようとする若者たちや街の風景を描けたと思う。

Kuya Tatsujo

DaisukeとKuyaが加えた人間的なタッチによって、このビデオ全体がとても良い形で完成したと感じる。僕は広大で分解された都市のショットを楽しみながら撮影し、彼らの8mmフィルムによる生々しく自然な映像がそれを地に足のついたものにしてくれた。

Felix Geen

RELEASE INFORMATION

Cowards

スクイッド、日本での経験にインスパイアされた新曲「Building 650」リリース& MV公開 COWARDS-1920x1920
2025.2.7(金)
SQUID
 
TRACKLISTING:
国内盤CD
01. Phenomenal World *Bonus Track
02. Crispy Skin
03. Building 650
04. Blood On The Boulders
05. Fieldworks I
06. Fieldworks II
07. Cro-Magnon Man
08. Cowards
09. Showtime!
10. Well Met (Fingers Through Fences)
 
輸入盤CD/デジタル配信
01. Crispy Skin
02. Building 650
03. Blood on the Boulders
04. Fieldworks I
05. Fieldworks II
06. Cro-Magnon Man
07. Cowards
08. Showtime!
09. Well Met (Fingers Through The Fence)
詳細はこちら