ジ・インターネット(The Internet)のギタリストであり、「iPhoneで全ての楽曲制作をするアーティスト」として話題にもなった若き天才ソングライター/プロデューサー、スティーヴ・レイシー(Steve Lacy)が最新シングル“Marcury”を6月17日にリリースした。
ケンドリック・ラマーやソランジュとも共演する23歳が見せる新境地
スティーヴ・レイシーは若干23歳にして、そのソングライター/プロデューサーとしての地位を確立させた。2019年にリリースしたデビューアルバム『Apolo XXI』は、グラミー賞の最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞にノミネートされた。また、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)やソランジュ(Solange)、ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)といった大物ミュージシャンが彼を起用するなど、現在最も注目を集めるギタリストの1人であることは間違いない。ルイ・ヴィトンのファッションショーにモデルとして姿を表すなど、その神出鬼没ぶりは凄まじい。
そんな若き23歳が先日、自身のインスタグラム・アカウントから新曲とみられる楽曲のパフォーマンス映像を公開し、ファンの間では大きな話題に。そして6月17日、ついに新曲の全貌が遂に明らかになった。“Marcury”はレイシーらしいレイドバックした雰囲気と心地よい歌声を感じさせつつ、これまでには見られなかったエキゾチックなメロディーと、ワルツのリズムで進行する軽妙なビートが新鮮な一曲。改めてレイシーのポテンシャルの高さを知らしめる素晴らしい楽曲となっている。同日にリリースされたミュージック・ビデオにおいて、斬新なファッションに身を包んだレイシーが披露する独特なダンスにも注目だ。