そのままレキシのライブへ。オープニングチューンの“きらきら武士”でさっそく替え歌を披露し、芸人顔負けの「ツカミ」をガッチリと披露。その後も観客を笑いの渦に引き込み続けていると、突然、この後Mt.FUJI STAGEに登場予定のスチャダラパーの名曲“今夜はブギ―・バッグ”を歌い始める。
どのアーティストにも負けない笑いをとっていたレキシ
レキシに先を越されたスチャダラパーのBoseが「あのアフロ!」と悪態をつき会場中の笑いを誘った後に“今夜はブギ―・バッグ”を披露。観客はもちろん大合唱で応えた。
本家本元の“今夜はブギ―・バッグ”を披露したスチャダラパー
それにしても他のフェスと比較しても穏やかな空気が流れている<SLS>。ロケーションがいいからか、子供連れのファミリーも多く、見ているだけで幸せな気分になる。演奏しているアーティストも心なしか楽しそうに見えるのが微笑ましい。
その後、今注目の若手バンド、Ykiki Beatを観にWATERFRONT STAGEへと向かった。WATERFRONT STAGEは小さな湖畔のデッキに用意されている、美しいステージ。Ykiki Beatはすでに彼らのアンセムとなりつつある“Forever”を熱演し、これから多くの人を魅了するであろうポテンシャルを見せつけた。
平均年齢20代前半ながらも堂々とした演奏をみせたYkiki Beat
日も落ち、もともと澄んでいた空気がより一層クリアに感じるようになっていた。この日のMt.FUJI STAGEトリはRADWIMPS。満員の観客は一曲目から大爆発! MCを挟み、野田洋次郎が「ダダダダダダダ!」と叫び、“DADA”へ。ドラムロールの後、ギターとベースが切り込むのと同時に、それまで白を基調としていた照明が一瞬の暗転の後、全て赤に変わる。激しい音と共に光がまるでレーザービームのように暗闇を切り裂いた瞬間は、この日のハイライトと言っても過言ではなかった。ライブ終了後、照明を落として“トレモロ”の出だしをアカペラで披露。夜に溶ける野田洋次郎の歌声はMt.FUJI STAGEのトリに相応しいものだった。
名曲の連発でオーディエンスを湧かせたRADWIMPS
PROGRAM INFORMATION
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2015 -20th ANNIVERSARY-Day1~3
Day1 2015.10.23(金)
Day2 2015.10.24(土)
Day3 2015.10.25(日)
全てSTART 8:00-11:00ほか
text by Qetic