アメリカ人からしてもオースティンの街は普通じゃないらしく、初<SXSW>の僕に口を揃えて「クレイジーでしょ?」と満面の笑みで言われたのに少し安心。だって、この街のスローガンは“Keep Austin Weird=オースティンをユニーク(奇妙)な街のままで”なのだから。ちなみに5日間で観たライブの数はQetic特派員2人合わせて約100本超え。「あ、ヴァンパイア・ウィークエンド? おれ2回観たよ? 2回目の方が良かったかな。」「フライング・ロータスなら5回観たよ。お前2回しか観てないの? だっせぇな。」という恐ろしい会話ができてしまうのも<SXSW>。
また、各イベントごとにリストバンドが巻かれるので、<SXSW>内ではいかに多くのリストバンドを巻くかが参加者のステータスになっていたのも面白かった。ちなみに僕のリストバンドの数は最終的に10本。これは普通な方でまだまだ上には上がいた。悔しい・・・。さらに個人的に衝撃的だったのは日本の音楽イベントでは考えられない程の数々の大企業が<SXSW>のスポンサーとして連ねていることだ。そこら中のイベントがビール飲み放題、フード(スナック)が食べ放題だったりとお金を全く使わなくて済む日があったりする。良し悪しは置いといて、こうやって大企業が音楽をサポートする光景を目の当たりにするとアメリカは音楽がほんとに根付いている国なのだと感じた。
次パージ:<SXSW>ならあの大物アーティストとの遭遇も!?