オースティンの街は日本でいうと原宿ぐらいの大きさ程で全て徒歩で移動できるのだが、バイク・キャブ(浅草でよく見る人力車の自転車バージョン)というものを参加者は移動手段として愛用する。料金はチップとして一律10ドル程(約1000円)と割高だが、ラジカセを積んで音楽をガンガン鳴らすバイク・キャブからシンデレラの馬車を模したものなどバリエーション豊かで乗らずにはいられない。運転手は皆、気さくで天気がどうだとかあのアーティストがオススメなど移動中もしっかり楽しませてくれる。もちろん、街で開催しているだけあって、アーティスト遭遇率も半端なものじゃない。朝のカフェでソニック・ユース(現在はチェルシー・ライト・ムーヴィングとして活動中)のサーストン・ムーアが目の前でコーヒー飲んでいたり、タリブ・クウェリがサンドウィッチ・ショップに現れたりと日本ではあり得ない光景ばかりなのだ。
まだまだ<SXSW>について伝えきれないことばかりだけど、音楽ファン全てを刺激する様々な体験が<SXSW>、オースティンの街には散りばめられている。日本からオースティンへ飛行機の直通便はないけれど、音楽に目覚めた時の初期衝動を感じられる素晴らしいイベントなので、ぜひ行って体験してもらいたい!
★米・公共ラジオ局、NPRが<SXSW 2013>出演の100アーティスト/100曲フリーダウンロードを実施中。チック・チック・チックやユース・ラグーンの新曲から大注目の新人アーティストまでと豪華ラインナップ! 日本時間・4月5日(現地時間・4月4日)までの期間限定なので、今すぐゲットしましょう!!!
★今後、Qeticでは<SXSW>で出演したアーティストのレポートを掲載! その他にもトクマルシューゴ特別企画、新作『THR!!!ER』を日本先行発売するチック・チック・チック、BBC Sound of 2013に選出され<サマーソニック 2013>への出演も決定しているチャーチズ、などなど計5アーティストのインタビュー&コメント動画を続々公開!! Qetic恒例フェス企画のファッション・スナップを<SXSW>で初遂行! ブロンド、イケメンだらけのファッション・スナップも紹介していきます~~!!
チャーチズ ”Now is Not The Time”
(text by Taisuke Yamada)
次ページ:最後にPhoto Galleryをお届け!