この冬、台湾のヒップホップレーベル〈KAO!INC〉や、台北生まれNY在住の新世代女子シンガー9m88、インディーフォークバンドshallow leveeなど、多くのアーティストの来日公演が続々と決定。
今回は彼らの来日を目前に、今大注目の台湾のインディーズシーンに迫ります。
台湾と日本の愛の架け橋〈BIG ROMANTIC RECORDS〉
青山と台北でライブスペースの運営、イベントプロデュースを行う、「月見ル君想フ」が、台湾と日本を繋ぐ音楽レーベルとして2016年、〈BIG ROMANTIC RECORDS〉を設立。
日本と台湾の愛の架け橋として、国境を越えて愛のある音楽を届ける。それが〈BIG ROMANTIC RECORDS〉です。
青山「月見ル君想フ」でのイベント開催や、レーベルとしてのリリース活動を通して、今音楽ファンの間で盛り上がりを見せる台湾インディーズシーンを支えています。
押さえておきたい、注目の台湾アーティスト
台湾の音楽シーンを語る上でまず外せないのが、洗練されたインディポップバンドの数々。
今回は多くのアーティストの中から、〈BIG ROMANTIC RECORDS〉よりJapan Editionとしてリリースされたことのある二組のインディーバンドをご紹介します!
落日飛車/Sunset Rollercoaster
2011年にアルバム『巴莎諾娃 Bossa Nova』を発表し、その年の<SUMMER SONIC>に出演。
活動休止を経て、2015年には台湾ツアー、中国大陸ツアーを敢行し、再びシーンの最前線に躍り出ました。
現在はメンバーが3人から5人に増え、サイケロック、JAM的な要素にさらに磨きがかかり、台湾の音楽シーンに影響を与え続けています。
落日飛車(SUNSET ROLLERCOASTER) / Burgundy Red(ブルゴーニュの紅)
雀斑樂團/Freckles
雀斑は10年前に1枚のアルバムといくつかのEPを世に出して解散、そして2014年に再結成したインディポップバンド。
台湾と日本の両方のポップスから影響を受けており、まさにアジアのポップスの現在進行形の音を鳴らすバンドです。
世界的にシティポップが盛り上がりを見せる今、台湾シティポップの最重要アーティストとしての功績を収めています!
ちなみにこちらの”不標準情人/Imperfect Lover”は、台湾のヒップホップシーンの最前線で活躍するラッパー、Leo王が参加。メリハリのあるラップと優しいメロディが心地よいグルーヴを生み出します。
[MV] 雀斑freckles 不完全な恋人 / 不標準情人 ft.Leo王 (日本語字幕付)
その他にも台湾では、魅力的なアーティストが多く活動しています。
〈BIG ROMANTIC RECORDS〉以外には、台湾・台北の日本インディーズ専門レコードショップ「2manyminds」が立ち上げた新レーベル〈2manyminds Records〉が第1弾作品として、台湾フィメール・ラップ・デュオ Y.I.Mと思い出野郎Aチームのコラボリリースを手掛けるなどの活動を行っています。
台湾の音楽シーンに興味のある方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
来日イベント情報
〈KAO!INC〉世界TOUR日本公演
上記で紹介したLeo王も所属する、台湾で最も有名なヒップホップレーベル〈KAO!INC〉の世界TOUR日本公演。
大人気のラップアーティスト蛋堡をはじめ、國蛋、李英宏aka DJ Didilong、夜貓組(Leo王+春艷)の計4組が一堂に会します。
<KAO!INC>世界TOUR日本公演
TOKYO
2017.12.15(金)
OPEN 18:30/START 19:00
原宿アストロホール
¥5,000(ドリンク別)
OSAKA
2017.12.18(月)
OPEN 18:30/START 19:00
大阪MUSE
¥5,000(ドリンク別)
詳細はこちら
9m88[九頭身日奈] 7inch release party
こちらは、台北生まれニューヨーク在住の新世代女子シンガー 9m88が、〈2manyminds Records〉第二弾作品として発売される7インチ・シングル『九頭身日奈』を記念して行われる日本公演。
落日飛車のワンマンライブへゲストボーカル参加するなど人気急上昇中の9m88、バンドを率いて待望の初来日です!
“Sid and Geri” 9m88 – 九頭身日奈NINE HEAD HINANO
9m88『九頭身日奈』 7inch release party
2018.1.9(火)
OPEN 19:00/START 19:30
青山月見ル君想フ
ADV ¥3,300 DOOR ¥3,800(ドリンク別)
guest:TENDRE
DJ:spykee(2manyminds Records)
お隣の国とはいえ、日本で台湾のアーティストが見れるチャンスはそう多くはありません。この機会に、洗練された台湾インディーズシーンを体感してみては?