ァイナル・レコード需要が再び増え、Jカード(レコードで言うジャケット部分)のデザインが長方形なので違った味わいがある、アナログの厚みや温もりがある…など、カセットの魅力も見直されている。そんな中、カセットテープ専門オンライン・ストア「Tape School」がオープンした! カセットをデフォルトのリリース・フォーマットに加えている有名インディ・レーベル〈Polyvinyl〉、〈Captured Tracks〉、〈Drag City〉などを中心に扱っていくという。

カセットテープ専門ストア・Tape Schoolがオープン music140716_tapeschool_3

オーナーによると、カセットはその本体の厚みや手作り感、音色を楽しめるだけではなく、レーベルにとっても少ない本数で生産可能なためリリースの自由度が高く、音楽性もレコードやCDではリリースし得ないものが生まれるという。さらに、その自由度を生かし、カセット・リリースがレコード・リリースへの登竜門的存在になっていく可能性もある。消費者だけでなくアーティストにも利点がある機器なのだ。

海外でも2013年に<カセット・ストア・デイ>がスタートしており、これからさらにカセット周辺の動きは増えていきそうだ。今となっては新しささえ感じるカセットの形と音、そしてそれらの良さを紹介してくれるであろう「Tape School」から目が離せない。