クリブスへの愛が止まらなくなるエピソード
ここまではクリブスの略歴をご紹介しました! ここからは、いよいよクリブスの残念でロックで愛おしいエピソードや意外と知られていない事実をご紹介したいと思います!
見た目がダサいクリブス!
ストロークスのメンバーが履いていればオシャレに見えるコンバースもクリブスが履くと何とも言えないダサさが……。同じ00年代にデビューしたアークティック・モンキーズなどのバンドと比べると地味な印象がどうしても拭えません。
2003年のクリブス
@thecribs Instagramより
メンバー全員が兄弟、仲が良いが……。
メンバーの全員が兄弟で、さらに双子が在籍しているバンドはクリブスだけではないでしょうか? さらに、双子のライアンとゲイリーがボーカルを担当し、片方がハモるのではなく一緒のメロディーを歌うというところも珍しいですね! 双子で声質が似ているからこそ、できることなのではないでしょうか?
お揃いの「アグリー・クリスマス・セーター」を仲良く着用
@thecribs Instagramより
MCでお互いをいじりあったり、3人揃っての写真をSNSに投稿したりと見ていて微笑ましくなるような仲の良さも愛されるポイントのひとつです! しかし、オアシスのギャラガー兄弟のように、お互いに火花をちらし合うようなロックスターらしさはないので、他のバンドよりもスリリングさに欠けるのが、おしいです……。
クリブス独特のローファイ感が消える!?
ジョニー・マーの加入で偉大な先輩から学ぶことがあったということは事実ですが、クリブス独特のローファイ感・ヘタウマ感が失われてしまうという残念な結果に。しかもジョニー・マーが去った後のライブでは、ジョニー・マー参加のアルバム『イグノア・ジ・イグノラント』収録の楽曲はあまり演奏されなくなってしまいました……。
シェフィールドでのギグでライアンに切ない悲劇
英シェフィールドで行われたギグの終盤にクラウド・サーフィンをしたライアンがステージに戻ろうとすると警備員に制止されるという切ないハプニングが……。ギターテックの手助けで何とかステージに復帰することができました(笑)。イギリスの街中に普通にいるような格好が災いしたんでしょうか?
クラウドサーフするライアン
@thecribs Instagramより
同じシェフィールドでのギグ後にゲイリーが入院
ライアンの切ない悲劇と時を同じくして、ゲイリーにも悲劇が……。ゲイリーがギグの終了後にサポートバンドのメンバーに腕が痛いということを話しました。すると、病院へ行くことをすすめられます。病院に行ってみると最近のギグでベースの弦で切った指から細菌が入ってしまったことが判明!? 抗生物質を投与され、一晩入院することに……。
ライアンが<NME Awards 2006>でテーブルにダイブ
本来はフランツ・フェルディナンドが受賞するベストライブバンド賞でしたが、彼らが、別のライブがあり出席できないということが判明。その賞をプレゼンターがカイザー・チーフスにあげようとしたところ、カイザー・チーフスはクリブスを受賞者として指名しました!
次の瞬間、突如カメラにフェードインしてきたのはライアン!? カイザー・チーフスが座るグラスやボトルの置かれたテーブルにダイブするという暴挙に! 結果病院に運ばれ15針も縫うという事態に……。
病院から授賞式の会場に戻って来たライアンでしたが、病院を無断で抜け出していたことがわかり、再び病院に逆戻り! 1夜にして2度も病院に運ばれることになってしまいました……。
Ryan Jarman Crash
Ryan Jarman Crash Steve Benton from myspeace
ロスもやってしまった!レコーディング中に骨折!?
ジョニー・マーを迎えてのアルバム『イグノア・ジ・イグノラント』のレコーディング中にドラマーのロスがスケートボードで手首を負傷!? そのままレコーディングは続行されましたが、その後病院で詳しく検査すると……骨が折れていることが判明。
ドラムを叩くロス
@thecribs Instagramより
あまりにも怪我が多いことに対する質問にライアンは?
英ガーディアンでのインタビューでライアンに「クリブスの活動で病院のお世話になる機会が多いと思いますが、医療スタッフのロックンロールな怪我についての反応はどうですか?」という質問に対して。軽蔑したような扱いをしてくるよ、でも人間は過ちを犯すものだとお医者さんにも認識して欲しいねとコメント(笑)。<NME Awards>で怪我をしたときは医学生に治療風景を公開したそうです。
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