REPORT

東京コミコン2018

Photo by 山本春花

     

日本では3回目の開催となる「東京コミックコンベンション」、略して「東京コミコン」が2018年11月30日、12月1日、12月2日の3日間に渡って幕張メッセで開催されました。東京では3回目の開催。コミコンの名は知っているものの行ったことがない! という人は多いと思います。かくいう筆者もまさにその口。海外のコミコンにあの映画スターが来てこんな発言をした! だったり、コミコン限定グッズ発売! みたいな記事をうらやむ日々でした。しかし、今年はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)10周年であり、『アベンジャーズ4』を待ち望む日々の中での開催ということで、何をやっているかはよくわからないけれど、行けば愛するMARVELのあれやこれやを楽しめるはず、というだけでチケットを取ったのでありました(記事は後から書くことになっただけで自腹参戦!)。

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コミコン発祥の地はサンディエゴ。1970年にスタートした「ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンション」が原点で、当初はテクノロジーとポップカルチャーのイベントだったそうです。そこにコミック、アニメ、ゲーム、映画などが加わり、いまではサンディエゴだけでなく世界各国で開催される世界的イベントに。東京コミコンも年々来場者・出展企業数共に右肩上がりで、今年は6万人以上の来場者を記録。早くも来年の開催決定がアナウンスされました。そんな大盛り上がりの東京コミコン2018の潜入レポートをお届けします。

東京コミコン2018、突撃レポート!!

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開場時刻に間に合うように訪れたため、平日でありながら長蛇の列。コスプレをしている方もいれば、いつかロバート・ダウニー・Jr.に来て欲しいと熱弁をふるう方、おそらく来日ゲストとの撮影会のため和服でビシッと決めている方など、並んでいる時間も楽しいのなんの。会場に入ると、巨大な企業ブースの大規模ディスプレーが目に入り、普通であればどこから見るか迷うところでしょうが、今年はきっと誰もが最初に行くべきところが決まっていたはずです。そう、スタン・リー氏の追悼モニュメントです。スタン・リー氏はスパイダーマンやハルクなどMARVELの人気キャラクターの生みの親。東京コミコンにも名誉親善大使として第1回、第2回に参加し、今回も来日予定でしたが、直前の11月12日に逝去されました。わたしたちがMARVELをここまで楽しめている現在を作ってくれたことに、まず感謝して哀悼の意を示さなければ。メインステージ冒頭で追悼映像が流れ、追悼モニュメントのメッセージボードは開場すぐにたくさん謝意で埋め尽くされていきました。

 

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もともとの理念がテクノロジーとポップカルチャーのイベントというだけあり、体験型のアトラクションもちらほら。まずMARVEL本家のブースにはキネクトを用いたアトラクション「BECOME IRON MAN」がお目見え。モニターに戦闘シーンが一人称視点で写し出され、手のひらから出る非行安定装置を転用した武器を操ることができるのです! 憧れですよね、アイアンマンのスーツを着るのは。ハルクバスターにも乗れましたよ!

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MARVELブースには、2019年3月15日に公開を控える『キャプテン・マーベル』の限定ムビチケ発売、マーベル・コミック・ジャパンリミテッドエディションの展示ゾーン、武者絵を現代に甦らせる武人画師 こうじょう雅之氏の作品展示(ライブペインティングも開催されたそう)などさまざまなコーナーを展開。そしてMARVELといえば魅力的なグッズの数々が人気ですが、東京コミコンでも大規模な物販コーナーが設けられました。ポップアップストアはよく商業施設にオープンしていますが、その数倍どころではない規模の圧倒的物量のグッズが販売され、初日の早い時間から入場制限がかかるほど。トムヒ様来日フィーバーを受けてか、ロキグッズってこんなにあったっけ? というほど商品が投入されているのが印象的でした。

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MARVELきっての人気キャラクターであるスパイダーマンはやはり別格で、単独でふたつのブースを展開。記録的大ヒット中のPS4ゲームソフト『Marvel’s Spider-Man』体験プレイブース、公開前から絶賛評が集まるアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の予告編に、自分の顔をはめこんだキャラクターを登場させることができるブースが登場。ちなみに、顔を隠せるうえにコスプレ費用もさほどかからないのか、スパイダーマンコスプレイヤーはたくさん出現し、一同に会した絵は圧巻でした。でも、この「誰でもスパイダーマンになれる」というのは、スパイダーマンの根底のテーマに通じる気はしませんか?

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MARVELのお隣は同じくディズニーの誇る金看板『スター・ウォーズ』。物販のほかに、3D Phantomによるホログラム映像、ソニーの映像システム「Warp Square」を使用したミレニアム・ファルコンのパノラマ映像などを楽しめました。

ワーナー ブラザース ジャパンのブースは、2019年2月8日に公開を控える『アクアマン』、予告編が到着した話題の新作『シャザム!』(公開日・邦題未定)など、注目の大作を擁するDC映画一色。夏祭りのように櫓が組まれ、人気DCキャラのお面や金太郎飴を販売。櫓の周囲には等身大フィギュアが並び、ブースの完成度の高さは圧巻でした。券売機で先にお会計をするシステムも技アリだったと思います。MARVELのキャプテン・マーベル姿のコンパニオンさんに対し、DCはワンダーウーマン姿で対抗。このあたりからも、ヒロインの時代ということが伝わってきますよね。
 他にも『トランスフォーマー』シリーズの最新作『バンブルビー』(2019年3月22日公開)、デッドプールのライアン・レイノルズがピカチュウの声を演じる実写映画『名探偵ピカチュウ』など話題作のブースも。また、ナイト2000、デロリアン、ミスター・ビーンのMINIなど、映画を彩るビークルなども展示されました。

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企業ブースでもMARVELグッズは目立ちまくり。FUNKOや6インチフィギュア「マーベル・レジェンド」などの会場限定アイテムを発売したホットトイズは、アベンジャーズの面々の等身大フィギュアを展示するなど、ほぼMARVEL本家ブースなのではというほど。そもそも精巧なムービー・マスターピースの展示品を見ているだけでも博物館気分に浸れるくらいでした。歴代アイアンマンがズラリと並んだ「S.H.フィギュアーツ」やMARVEL人気ヒーローがレトロな超合金になった「超合金HEROES」を擁するバンダイも目立っていました。また、企業だけではなく、アメコミグッズを扱う専門店のブースも数多く並び、そこはまるで掘り出し物ザクザクのフリマのような雰囲気でとても楽しかったです。

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さて、コミコンのもうひとつの魅力は豪華な来日ゲストです。今年はゲストが二転三転し、やきもきした方は多いのではないでしょうか。最初の目玉はバッキー役のセバスチャン・スタンでしたが撮影日程のためキャンセル。続いてファルコン役のアンソニー・マッキーもキャンセルとなり、あらあらと思っていると、ロキ役のトム・ヒドルストン、ホークアイ役のジェレミー・レナーが電撃決定。また直前になってフラッシュ役のエズラ・ミラーまで! なんという女子ウケする面々でしょう。彼らは会期中、写真撮影会とサイン会に臨みました。

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この撮影会のチケットは争奪戦かつ高価で、入手困難なのですが、この記事の撮影を担当したカメラマン山本春花なる人物、トムヒの撮影会チケットを気合いで取っていたのです! その後、東京コミコン2018の撮影依頼が舞い込むも、撮影会の時間だけはフリータイムにしてほしいと懇願。長い列に並ぶ姿がこちら。うっきうきの顔で戻ってきたのは言うまでもありません(笑)。

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11月30日のオープニング時は、メインステージに来日ゲストも多数登場し、歓迎するファンにとびきりの笑顔を振りまいてくれました。まず、『バーフバリ』に主演したラーナー・ダッグバーティ。

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『スター・ウォーズ EP2』で幼い日のボバ・フェットを演じたダニエル・ローガン! ジャンゴのヘルメットを拾い上げる姿は名シーンですね。

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『ハリー・ポッター』シリーズでロンの兄フレッドとジョージ・ウィーズリーを演じたフェルプス兄弟。

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『ロボコップ』のピーター・ウェラー! オーラが違います。

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DC映画のフラッシュ役、『ファンタスティック・ビースト』のクリーデンス役でいまをときめくエズラ・ミラー。個性的なスタイルとサービス精神旺盛な振る舞いで輝いていました。

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そしてひときわ歓声が沸き上がったトム・ヒドルストン。ロキを主人公にしたドラマシリーズも正式発表されました。これからもロキで居続けてくれるのは嬉しい限り!

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この登壇時、山本春花はステージ前でお仕事撮影中。プロでありながら、トムヒに目線をもらった瞬間、心臓発作になりかけて(山本談)手ブレさせてしまうという手痛いミス! 「逆に彼と目が合って動揺しない人ってこの世界にいるんですか…??」(山本談)だそう…。

 

MCUの集大成である『アベンジャーズ4』ですが、ついにそのタイトルと予告編が公開されました。その名も『アベンジャーズ/エンドゲーム』! 2019年4月26日公開! 2008年の『アイアンマン』にはじまり、少しずつ、計画的に、ファンの期待に応えながら拡張してきたMCUの世界がここでいったんの完結となります。この多種多様な世の中にあって、ここまでひとつのコンテンツが愛されたのは奇跡的なこと。舵取りをしてきたケヴィン・ファイギ、キャストをまとめてきたロバート・ダウニー・Jr.の凄さは語り尽くせません。公開までまだ数ヶ月ありますから、過去20作品を数日に1本ペースで見ても余裕で間に合いますよね! 最高のエンタテインメントを届けてくれたMARVELに感謝し、最高の状態で公開に臨み、冒頭のMARVELファンファーレで泣きましょう!

Text by 鈴木文彦
Photo by 山本春花

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