ジャズ、エレクトロニカ、ソウル、ヒップホップを融合させた洒脱なサウンドと美声、そしてスタイリッシュなギタープレイで人気を集めるトム・ミッシュ(Tom Misch)。デビュー・アルバム『Geography』で一気にブレイクを果たし、今年はドラマーのユセフ・デイズ(Yussef Dayes)とのコラボアルバム『What Kinda Music』でも話題となっている中、その飛躍のきっかけとなった傑作『Beat Tape 2』の5周年記念ゴールド盤LPのリリースが決定した。
Tom Misch『Beat Tape 2』が5周年記念ゴールド盤LPで登場
元々は2015年にミックステープとして発表された本作。J・ディラ(J Dilla)からの大きな影響を感じさせるヨレたビートにクラッピーなスネアと並走するのは、ネオクラシックソウル直系のエレピのコードやファンキーなベースライン、そしてムのトレードマークであるスムースなギターの調べだ。タイトル通りビートに重きが置かれた今作では、自らのアンニュイな歌声は抑えられ、その代わりとばかりに歌いまくるギターは、彼がその影響を公言するジョン・メイヤー(John Mayer)やジョージ・ベンソン(George Benson)を想起させ、ほとんどの楽曲で重要なリフを刻んでいる。
本作に収録されているのは、J・ディラ印のブーンバップ・ビートにロイル・カーナー(Loyle Carner)のラップをフィーチャーした“Nightgowns”をはじめ、ハスキーボイスがニュークラシックソウルの質感を持ち込むジョーダン・ラカイ(Jordan Rakei)との“Wake Up This Day”、2014年にはデュエットEPも制作したカーモディ(Carmody)とのアップリフティングな“Wander With Me”など名曲ばかり。
他にもアレクサ・ハーレイ(Alexa Harley)やサム・ウィリス(Sam Wills)といった数々のボーカリストをフィーチャーし、耽美的なピアノが印象的な“Hark”では、イーストロンドンのプロデューサー、アルファ・ミスト(Alfa Mist)とコラボしている。
10月30日(金)に世界同時発売となる『Beat Tape 2 (5th Anniversary Gold Edition)』は、現在BEATINK公式サイトにて予約受付中だ。本作は初回生産限定のゴールド盤となり、アウタースリーブにはアーティスト名とタイトルが金で箔押し印刷される。ファン必携のLPなので是非チェックを。
Nightgowns (feat. Loyle Carner)|Mahogany Session
Wake Up This Day (feat. Jordan Rakei)|Mahogany Session
RELEASE INFORMATION
Beat Tape 2 (5th Anniversary Gold Edition)
2020年10月30日(金)
LP輸入盤 BTG004AVL:¥3,500(+tax)
Tom Misch
Geography
BRC-564:¥2,200(+tax)
Tom Misch
BEAT RECORDS/BEYOND THE GROOVE
国内盤特典:ボーナストラック2曲追加収録/解説・歌詞対訳付き
Beat Tape 1
BRC-629:¥1,800(+tax)
Tom Misch
Beat Tape 2
BRC-592:¥1,800(+tax)
Tom Misch
BEAT RECORDS/BEYOND THE GROOVE
国内盤特典:解説・歌詞対訳付き