遠野に広がる異界の景色をめぐるツアー型イベント<遠野メグリトロゲ>が開催される。本イベントにて、OLAibi+KOM_I、Kuniyuki Takahashi、Daisuke Tanabeがライブセッションを敢行することに!
カルチャーツアー<遠野メグリトロゲ>にOLAibi+KOM_I、Kuniyuki Takashiらが参加!
動物、妖怪、死者の魂まで、「異界のものたち」の気配が色濃く残る土地、遠野。本イベントは、それらがなぜ生まれたのか、いま異界を想像することにどんな意味があるのかに迫るツアー型イベントとなっている。
<遠野メグリトロゲ>のツアーには、見どころがふんだんに盛り込まれている。1つ目は、遠野の民俗芸能「張山しし踊り」と音楽家たちのライブセッションだ。太鼓の音に揺さぶられ、動物と人が一体化するような神事「しし踊り」は遠野の夏を代表する伝統芸能のひとつ。今回は柳田国男も『遠野物語』のなかで著した、菅原神社の例祭で奉納される「張山しし踊り」を鑑賞することができる。OLAibi+KOM_I、Kuniyuki Takahashi、Daisuke Tanabeといったアーティストたちが、「しし踊り」に触発されたライブセッションを披露する。
2つ目は、専門家ガイドによる遠野スタディツアーだ。遠野の風習や信仰を伝える「to know」コーディネートのもと、『遠野物語』に登場する舞台や、河童や座敷わらしが実際にいた場所、遠野ならではの信仰や文化を感じられる土地を歩き、異界を一人ひとりが感じられるスタディツアーとなっている。
さらに発酵の滋味を感じるどぶろく&遠野食材イタリアンディナーも。唯一無二のどぶろくをプロデュースするオーベルジュ宿「とおの屋 要」提供の新酒どぶろくと、新進気鋭のシェフが遠野で営むイタリアンレストラン「おのひづめ」のプロデュースによるディナーで、奥深い遠野の滋味を体全身で味わうことができる。またバーカウンターでは、遠野の名物スナック「トマトとぶ」が出張営業し、遠野が育んできた文化を食からも体感できる特別な一夜に。
加えて、遠野の死生観に迫るドキュメンタリー上映会&トークショーも実施。遠野の死生観は現代とどう接続しうるのかをテーマとした新作ドキュメンタリー作品 『Dialogue with Anima』の上映会と関連トークショーとなっている。ダイジェスト映像もYouTubeで公開されているのでチェックしてほしい。
――願わくは、これを語りて平地人を戦慄せしめよ。(柳田国男『遠野物語』より)
柳田国男の『遠野物語』で知られる岩手県遠野市。河童や座敷童子といった妖怪伝 承が記録されたこの地域には、いまもその気配が色濃く残っています。妖怪、山の 神、田の神、そして死者の魂など、数々の「異界のものたち」にまつわるエピソードは、単なる昔話や伝説にその記憶を押し込めず、厳しい自然環境のなかで人々が 感じ取ったリアリティをそのまま映し出しています。そんな遠野にいまも残る風習のひとつに「ムカイトロゲ(迎え灯籠木)」があります。先祖の魂が家に戻ってくるための目印として立てられる旗と灯籠のことで、『遠野物語』の序文にも「旗を高く掲げて魂を招く風あり」と書かれています。
今夏始動する「遠野 巡灯籠木(トオノ メグリトロゲ)」は、そうした目に見え ぬ魂への想像をめぐらせるツアー型イベントです。数百年の歴史を持つ伝統芸能 と現代カルチャーを織り交ぜ、音楽、芸能、食、語り部たちの声を媒介として、全国各地からマレビト(異なる文化圏の人々)を集め、それぞれが異界の風景を 探索し、新たな物語や交流を生み出すことを目指します。
ー本企画プロデューサー・塚田有那(Whole Universe)
DIALOGUE WITH ANIMA 予告編
EVENT INFORMATION
遠野巡灯籠木 民俗・芸能・食・音楽 ― 異界をめぐる3日間
2021年8月27日(金)〜29日(日)2泊3日
参加人数:20人程度
宿泊場所:たかむろ水光園
参加費:¥55,000(tax incl.)*2泊分の宿泊費、2日間の食費(朝・昼・夕)、ライブ鑑賞費、ツアー参加費込み *集合場所・花巻駅までの交通費は各自にてご負担ください。
お申込み期間:2021年6月18日(金)〜7月10日(土)
JR 花巻駅 集合 送迎車で遠野市へ:所要時間 60分
*事前に「感染症対策について」をお読みいただき、同意の上、お申込みをお願いいたします。
*参加人数に限りがあるため、応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。予めご了承ください。
*結果は応募締め切り後、5日以内にご登録いただいたメールアドレスにお送り致します。
*ご記入いただいた個人情報は、運営:一般社団法人Whole Universからのご連絡・ご案内以外の目的には使用いたしません。