今年で19回目を迎える<ULTRA MUSIC FESTIVAL(UMF)>が開催されました! 多くのダンスミュージックラヴァーが集結する<ULTRA MUSIC FESTIVAL (UMF) >フェスシーズンの開幕を告げた3日間の様子をお届け!
ファンを驚かせる豪華なサプライズ!
今回の<UMF>は計8ステージが設置され、どのステージからも目が離せない展開に。初日の“ULTRA MAIN STAGE”には、Don Diablo(ドン・ディアブロ)にArmin Van Buuren(アーミン・ヴァン・ブーレン)、Alesso(アレッソ)、そしてMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)など錚々たる面々がプレイする中、この日のラインナップにはなかったKygo(カイゴ)がサプライズで登場! セレーナ・ゴメスとの話題の新曲“It Ain‘t Me”を披露。こんな豪華なサプライズが起こることも<UMF>の醍醐味の一つとなっています。
また、“ULTRA MAIN STAGE”の大トリを飾ったMajor Lazer(メジャー・レイザー)は「彼らならでは」で「彼らしかできない」破壊力抜群のセットで最後までオーディエンスを圧倒し続け、大役を完遂しました。
個性豊かな各ステージ、それぞれの魅力が全開
“ULTRA MAIN STAGE”以外もステージの作りや演出が他のフェスにはない規模感と様々なアイディアに溢れ、それぞれ違った空間を構築しています。
蜘蛛がモチーフの巨大オブジェがDJブースになっている“ARCADIA SPIDER(RESISTANCE)”では、オブジェが動き、蜘蛛の頭上からダンサーが飛び出す驚きの仕掛けが満載。
Nic Fanciulli(ニコラス・ファンシアリ)やMaceo Plex(メイシオ・プレックス)ら日本ではあまり見ることのできない世界最高峰のアーティストに加え、今注目の気鋭Hot Since 82(ホット・シンス・82)などもプレイしました。
また、もうひとつのRESISTANCEステージ“carlcox MEGASTRUCTURE”では、Joseph Capriati(ジョゼフ・カプリアッティ)やMarco Carola(マルコ・カローラ)らが極上のテクノを奏でる中、ラストを飾った主催のCarl Cox(カール・コックス)のプレイ時にはオーディエンスがフロアから溢れ出すほどの賑わいを見せていました。
さらに“LIVE STAGE”はDJライヴから生楽器を取り入れるライヴまで幅広く展開され、他ステージとはまた違った魅力を演出。これまで以上に音楽的なバラエティーが増したことは進化するフェス<UMF>ならでは。2日目も以降もUnderworld(アンダーワールド)やThe Prodigy(プロディジー)、さらにはIce Cube(アイス・キューブ)ら豪華な面々が登場!
今年のUMFの音楽トレンドは、メロウかつディープなサウンドが増えつつも、トラップ系の人気は健在
他のどのフェスよりもいち早く開催され、2017年のフェスシーズンの口火を切った<UMF>。それだけに1年の音楽的傾向の試金石となることでも毎回注目を集めていますが、今年“ULTRA MAIN STAGE”などで目立っていたのは、昨年大ブレイクしたThe Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)の流れを汲むメロウかつディープな方向性。
一方でフェスというお祭り感とオーディエンスの熱狂度合いではトラップ系も根強く、さらには親和性の高いその2つのサウンドが絶妙にミックスされ、大きな盛り上がりを作り上げていました。絶えず変化するトレンドにリンクし、なおかつ新しさをも見せる<UMF>。ダンスミュージックファンにとって最高の3日間が、今年も華々しく幕を開けました。
世界各国から音楽関係者が集まる<マイアミ ミュージック ウィーク>開催
マイアミでは2017年3月21日から2017年3月26日まで<マイアミ ミュージック ウィーク>が開催され、期間中にはクラブや大型会場はもちろんのこと、ビルの屋上やプール、バー、ラウンジ、ウェアハウス、アートギャラリーなど様々な場所で大小278を超えるパーティーが行われました。
音楽業界や世界各国の音楽好きが集まるこの<マイアミ ミュージック ウィーク>は地域にとっても大きなビジネスチャンスとも言え、ホテル、観光情報を的確に伝えるプラットフォームなども用意されており、街をあげての国際的イベントとなっています。