シンガーソングライターであるUmeがシングル“Breathe in Blue”を3月21日にリリースした。
宮沢賢治『よだかの星』からインスパイア|Umeがシングル“Breathe in Blue”をリリース
中国人の母親とモロッコ系イスラエル人の父親を持つ、京都出身のシンガーソングライター・Ume。2021年9月にレーベル〈EPISTROPH〉から1st EP『Feelings』を発表、各方面で高評価を得た。都内を中心に全国各地にてLIVE活動を行い、2022年にはレーベル〈Jazzy Sport〉からアコースティックアルバム『Cycles』をリリース。現在はロンドンで音楽活動を続けている。
彼女がプロデューサー・Madkosmosとのコラボシングルをリリース。現在製作中のジョイントアルバムから先駆けて発表された“Breathe in Blue”は、実際の経験と共に宮沢賢治『よだかの星』をテーマとした、暗闇の中を差す一点の光の様な一曲だ。
Madkosmosと共に制作することは出会う前から決まっていたような気がします。彼は私の新たなサウンドを引き出し、昇華させてくれました。この曲は、私にとって大切な経験、世界の色を失った少女について歌っています。宮沢賢治の『よだかの星』もインスピレーションとして捉えています。暗闇の中の光、感じて欲しいです。今2人ともロンドンで活動していますが、この作品は、日本、故郷へのラブレターとも言えます。世界はものすごい勢いで変化を続けています。けれど、競争ではなく共創を、そして調和を忘れずに。私たちは心と魂をこの曲、そしてアルバムに込めました。みなさんと共有するのが待ちきれません。
Ume
Umeとは、昨年自分がメキシコに居る頃にいくつかビートを送ってから楽曲制作を開始しました。話し出してすぐにお互いの次の活動拠点がロンドンと知り、何かの縁を感じすぐに意気投合しました。この曲は当初彼女の予定していたアルバムに入る予定で、まだ彼女がロンドンに到着する前に出来上がった曲です。この時すでに自分達はまだまだ作れる、という感覚がありました。そこから自然とこんなのもやろう、あんなのもやろう、とアルバム制作に意欲が湧き、今に至ります。このシングルはもちろん、これからのリリースにも是非注目していて欲しいです。
Madkosmos