北海道・釧路市で、2月15日(土)、16日(日)の2日間、「アイヌ⺠族と和人の交流」をテーマとしたお祭り<阿寒ユーカラウタサ祭り>が開催決定!
YAKUSHIMA TRESURE、NUUAMMらがセッションに登場
本イベントではアイヌの伝統的な歌、古式舞踊、楽器、ユーカラ(叙事詩)と全国で活躍する和人アーティストのコラボレーションステージを実施するほか、アイヌ伝統料理の試食体験や、工藝品製作体験、⺠族衣装の試着&撮影会など参加型のコンテンツも多数用意される。
1日目に行われる<アイヌ×和人 LIVE SESSION>では、阿寒湖氷上に浮かぶ特設ドームを舞台に、阿寒アイヌを代表する歌い手・踊り手たちと、アイヌにインスパイアされた和人アーティストたちがその日限りのセッションを実施する。「DAY SESSION」と「NIGHT SESSION」の2部構成で、総員が入り乱れる驚嘆の約4時間セットだ。
参加するアイヌのアーティストは、阿寒と浦河の「ウポポ」を操り、独自の感性で⺠族楽器「ムックリ」や「トンコリ」を交え、アイヌの歌を伝える姉妹ユニットKapiw & Appapo、世界口琴大会など数々の海外フェスに出演する阿寒口琴の会、阿寒湖アイヌシアターイコロで、古式舞踊や、昨年話題を集めたロストカムイなど日夜公演を行う、20代から80代で構成された踊り手たちなど総勢約20名が参加。
和人のアーティストは、水曜日のカンパネラとオオルタイチのユニットYAKUSHIMA TREASURE、ディジュリドゥ奏者・画家のGOMA、プロジェクト“NF”に加わり、各界のクリエイターとコラボレーションを行いながら、様々なフィールドで活躍するクリエイター・ミュージシャンの⻘山翔太郎のほか、GEZANのマヒトゥ・ザ・ピーポーと⻘葉市子によるユニットNUUAMM、北海道札幌市を拠点とするサウンドデザイナー/プロデューサー/DJのKUNIYUKI TAKAHASHIら総勢5組の和人ミュージシャンがアイヌとのセッションに挑む。
ご来場のお客様には、先着でムックリがプレゼントされる。アイヌと和人のセッションに参加できるチャンスも! また、当日は⺠芸喫茶ポロンノからアイヌ料理の提供とお酒の販売も行われ、盛大な宴が行われる。
Yaku No Jitsugetsubushi
NUUAMM (青葉市子×マヒトゥ・ザ・ピーポー)/めのう【MV】
鹿の解体やユーカラ、工藝展示なども
ウタサ祭り2日目は、狩猟、木彫りは男性、採集、刺繍は女性など、男女間で役割を分けてきたアイヌ文化を紐解き、体感できる稀有な時間が用意される。白糠町出身で白糠アイヌ協会会⻑の天内重樹による、ユカッテカムイ(鹿を司るカムイ)の語りと、鹿の足の解体が氷上で実施される。さらに、鹿のアバラを王冠状にした「鹿クラウン」を氷上で焼くパフォーマンスも行われる。
文字を持たず、ユーカラ(口承文芸)で伝統文化を継承してきたアイヌだが、今回は阿寒アイヌの床みどりと床絵美、山本栄子と渡辺かよの2組の母娘がユーカラを披露する。阿寒湖出身の娘と、阿寒湖に嫁いだ母親がウポポを歌い、その意味を語りあうという初の試みを実施する。
阿寒湖は数々の伝統工藝家を生み出してきたが、その工藝の一部が会場のドーム内で展示されることに。いままで表に出てこなかった秘蔵の木彫り芸術が、氷上の舞台に並ぶ。また、ドーム内では阿寒アイヌコタンの作家たちが、木彫りなど実演販売も実施する予定だ。
子供から大人まで楽しめる体験コーナーもスタンバイされる。アイヌ女性の装飾品であるレクトゥンペ(チョーカー)にアイヌ文様をペイントできる体験や、鹿を呼び寄せるイパプケニ(鹿笛)づくり体験が、30名様限定でドーム内で実施され、ほかにもアイヌ衣装を着て撮影ができるスペースなど、会場内はアイヌの文化体験で埋め尽くされる。<阿寒ユーカラ ウタサ祭り>で、アイヌ文化をたっぷり経験しよう!
EVENT INFORMATION
阿寒ユーカラ ウタサ祭り
2020.02.15(土)「アイヌ×和人LIVE SESSION」
OPEN 12:30/CLOSE 19:00
2020.02.16(日)「阿寒湖アイヌ文化体験・工藝品展+販売」
OPEN 10:00/CLOSE 15:00
阿寒湖温泉氷上特設会場
入場料無料(室内収容人数で入場規制0
・氷上チセ定員300人
・カルーセル定員12人/回
<内容>
アイヌアーティスト&和人アーティストコラボステージ
阿寒ユーカラ口承文芸
アイヌ文化体験 (アイヌ⺠族衣装試着体験、工藝体験、ムックリ演奏体験、アイヌ伝統料理試食)
カルーセル体験
工藝品展示、剥製展示 他
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