2006年のデビュー以来これまでに3枚のアルバムをリリースし、2作目と3作目でインディーズ・バンド史上初となる2作連続全米チャート初登場1位を記録した、グラミー受賞歴も誇るマルチ・ロック・バンド、ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)が、6年振り通算4作目となるニュー・アルバム『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』を5月3日(金)にリリースすることを発表した。
『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』収録の2曲を先行配信
また、今年1月に発表した6年振りの新曲「ハーモニー・ホール」「2021」に続く新曲「サンフラワー feat.
スティーヴ・レイシー」「ビッグ・ブルー」の2曲が本日より配信されると同時に、iTunesではアルバムの予約注文もスタート。現在予約するとこれまでに発表されている「ハーモニー・ホール」、「2021」、「サンフラワー feat. スティーヴ・レイシー(Steve Lacy)」、「ビッグ・ブルー」の計4曲が即入手可能となっている。
本日リリースされた2曲は、「ハーモニー・ホール」「2021」同様、フロントマンであるエズラ・クーニグ(Ezra Koenig )の長年のコラボレーターであるアリエル・レヒトシェイドがプロデュースとして参加。
「サンフラワー」は、先日の単独来日公演も大盛況だったメロウ・ソウル・バンド、ジ・インターネット(The Internet)のギタリスト、スティーヴ・レイシーが参加しており、ヴォーカルとベースラインのユニゾン・メロディーが印象的な、彼ららしい軽快なリズムが際立つ楽曲となっている。
一方で「ビッグ・ブルー」は、アコースティック・サウンドをベースとした2分弱のメロウな楽曲となっており、エズラ、アリエルに加え、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)やドレイク(Drake)を手掛けるヒップホップ・プロデューサー、DJダヒがプロデュースを担当している。
2014年にサード・アルバム『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』のツアーを終えてから長らく沈黙を守っていたヴァンパイア・ウィークエンド。昨年<FUJI ROCK FESTIVAL>のグリーン・ステージに出演し、いよいよ新作リリース間近かとファンの期待値が高まっていた矢先での待望の新作リリースとなる。
1月に先行リリースした「ハーモニー・ホール」は、これまでのヴァンパイア・ウィークエンドの世界観を踏襲した、幸福感溢れる爽やかな楽曲に。俳優のジョナ・ヒルや、3姉妹バンド、ハイム(Haim)のメンバーであるダニエル・ハイムなどがカメオ出演しているMVも話題となった。また、同時にリリースされた「2021」は、細野晴臣が1980年代に制作した楽曲「Talking」のサンプリングを使用していることでも国内外で注目を集めた。
スペシャルな内容が予定されている『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』国内盤の詳細は後日発表される予定だ。約5年ぶりにリリースされる彼らのニューアルバムは一体どんな内容になるだろう? 期待して待ちたい。