これまで世界の一流アーティストが出演。独創的かつ個性あふれるアコースティックライブの源流としてその歴史を刻んできた「MTV Unplugged」。日本では、2001年の宇多田ヒカルから今年1月10日収録の中島美嘉まで総勢27組のアーティストが登場。独特な緊張感に包まれる会場で、普段とは一味違うパフォーマンスを披露してきた。

今回この伝統のステージに立ったのは、L’Arc~en~Ciel のボーカリストHYDEとOblivion DustのギタリストK.A.Zにより結成されたVAMPS。国内外あわせて約350本ものライブを行う彼らが、いつもとは違うアコースティックライブを披露。またライブ中盤には2012年に自身もUnpluggedへの出演を果たしているCharaが、続いてフィンランドのハードロックバンドの APOCALYPTICA が登場、それぞれ“ミルク”、“SIN IN JUSTICE”をセッションし会場は興奮と笑顔に包まれた。この模様は3月19日(土)21:00よりMTVにて放送される。

MTV Unplugged:VAMPS
2016年1月19日(火)@品川ステラボール

HYDE(L’Arc~en~Ciel)、K.A.Z(Oblivion Dust)によるロックユニット、VANPSが「MTV Unplugged」に出演。1月19日(火)東京・品川ステラボールで収録が行われた。2008年の結成以来、ヘビィロック、インダストリアル、エレクトロなどを融合させた音楽性と圧倒的なパフォーマンスによって世界規模の活動を繰り広げてきたVAMPS。彼らはこの夜、普段の熱狂的なライブとは一味違う、シックで重厚なステージを繰り広げた。ステージの上には、無数のキャドルが飾られたオブジェが設置されている。幻想的な雰囲気のなか、まずはバンドメンバーと K.A.Z が登場。ダークなサウンドに導かれるようにHYDEが姿を見せ、最初のナンバー“SAMSARA”へ。妖しくも官能的な音像とともにライブがスタートした。

【ライブレポ】VAMPS、伝統のステージで重厚パフォーマンス。CHARAとの共演で名曲“ミルク”も披露 mucic160314_vamps_3

「いつもみたいに走り回ったりできないけど、精神的には暴れ回りたいと思います。リラックスしてね。」(HYDE)というMCを挟み、心地よい高揚感を伴った“SWEET VANILLA”、クラシカルなピアノにリードされたバラードナンバー“VAMPIRE’S LOVE”など、VAMPSのキャリアを象徴する名曲が次々と披露される。ふだんのライブではラウドかつヘビィに攻めまくる VAMPSだが、この日はアコースティックギター、ストリングスなどを取り入れたアコースティック・セット。生楽器の豊潤な響きを活かしたアレンジによって、楽曲のクオリティの高さがしっかりと際立っていた。

【ライブレポ】VAMPS、伝統のステージで重厚パフォーマンス。CHARAとの共演で名曲“ミルク”も披露 mucic160314_vamps_1

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