Legacy Presents【2017都市女聲】:
Wednesday Campanella「IN THE BOX TOUR」
@Legacy TAIPEI, 2017.10.13 (金) /@Legacy TAICHUNG, 2017.10.14 (土)
水曜日のカンパネラが台北、台中にて海外初のワンマンライブを行なった。
女性シンガーを集めた人気企画<Legacy Presents【2017都市女聲】>に、唯一の日本人アーティストとして参加。台北、台中の二箇所を周り、合わせて1000人以上が来場した。
台北の会場は、日本統治時代の酒工場の跡地をリノベーションしたお洒落スポット「華山1914文創園区」。木が建物を割って空に向かって伸びており、不思議な魅力のある場所だ。会場ごとにインスピレーションを受け、ステージを一から作り上げるのは、日本でも海外でも同様だ。
オープニングの“ゴッホ”では、暗幕から一筋の光が射し、曲がスタート。暗闇の中で光が揺らめき、コムアイの声だけがミステリアスに響く。“贏政”のイントロと共に幕が開きコムアイの姿が見えると、会場が一気に湧いた。ステージの上をエネルギッシュに駆け回るコムアイに、観客もパワフルに応える。
再びステージが布で隠されたと思うと、“バク”と共にカラフルに波打つ布にステージで踊るコムアイのシルエットがゆらゆらとはためき、影絵のような幻想的な空間が演出された。“ライト兄弟”で巨大なオブジェに乗って、会場中を縦横無尽に動き回りながらパフォーマンスするコムアイに引っ張られ、観客も大移動。
本編最後の曲“桃太郎”でステージからウォーターボールに入ったコムアイが客席に飛び込み、大歓声の中ライブは終了。最後には台湾語で挨拶もした。
アンコールでは“一休さん”、“アマノウズメ”、“マルコ・ポーロ”を披露。最後にはステージ脇のドアが僅かに開き、再び一筋の光の方へ、吸い込まれるようにして消えていった。
観客はしばらくその静かな余韻に浸っていたが、ふと我に返ると再び大歓声に。鳴り止まないアンコールの中、惜しまれつつ今回の公演は幕を閉じた。「また来年も帰ってきたいです」と話すコムアイ。次の台湾公演も楽しみだ。
text by Official
セットリスト
M1-ゴッホ
M2-贏政
M3-チャップリン
M4-オードリー
M5-メロス
M6-バク
M7-ウランちゃん
M8-ユタ
M9-ピカソ
M10-ライト兄弟
M11-ツチノコ
M12-シャクシャイン
M13-世阿弥
M14-坂本龍馬
M15-桃太郎
EN1-一休さん
EN2-アマノウズメ
EN3-マルコ・ポーロ
今後も海外でのライブが予定されており、タイラー・ザ・クリエイター主催の<CAMP FLOG GNAW CARNIVAL 2017>、香港で開催される<Clockenflap Festival 2017>への出演が発表されている。